岐阜県奥飛騨温泉郷と周辺でおすすめの観光地3選

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岐阜県の中部に位置する奥飛騨温泉郷は、平安時代の僧侶・円空によって温泉が発見されたところです。地下約3.5kmの場所から吹き上がる弱アルカリ性の温泉は慢性疾患の緩和にも役立つ温泉と言われており、江戸時代には湯治場として賑わっていました。ここでは奥飛騨温泉郷とその周辺の観光地を紹介していくので、参考にしていただけると幸いです。

徳川家康も当時に訪れた「奥飛騨温泉郷」

岐阜県を代表する温泉地「奥飛騨温泉郷」は、JR飛騨高山駅からバスで約20分の位置にあります。四方を山々に囲まれた自然が豊かな温泉地で、平安時代に全国を行脚した円空上人によって温泉が発見されました。神経痛や婦人病を癒す効能がある弱アルカリ泉となっており、江戸時代には徳川家康もこの地に滞在して身体を癒したといいます。計45軒の観光ホテルが軒を連ねており、毎年8月になると川に灯篭を流す「奥飛騨灯篭祭り」が開催されて全国各地から大勢の人々が訪れます。

アルプスを眺められる「北アルプス大橋」

「北アルプス大橋」は奥飛騨温泉郷から車で30分の位置にあります。日本アルプスのひとつ・新穂高山を正面に見据えた吊り橋で、高さ70m・全長150mの巨大な吊り橋の真下には穂高川が流れています。橋の真ん中から周囲360度を見渡すと日本アルプスのすべてを目にすることができ、岐阜の絶景スポットのひとつにも数えられているほどです。自動車と歩道が完備されており、橋の南側にある「穂高の里」という道の駅の駐車場を利用すれば歩いて橋を渡りながら絶景を堪能できます。

ツキノワグマが暮らす「奥飛騨クマ牧場」

「奥飛騨クマ牧場」は1984年に開園した施設で、計250頭のツキノワグマを飼育展示しています。温泉郷から徒歩10分の位置にあり、年中見学することが可能です。牧場内では子熊の抱っこ体験やエサやりを来園者がおこなえ、親子連れやカップルで賑わいを見せているところです。園内ではレンタサイクルサービスもなされており、約1,600平方メートルという広大な敷地内を自転車で見てまわることができます。バーベキュー施設や土産物店などもあり、アウトドア施設という位置づけで1日中楽しめるスポットです。

以上、岐阜県の中部に位置する奥飛騨温泉郷と周辺のおすすめ観光地の紹介でした。岐阜県有数の名湯と言われる奥飛騨温泉郷は、四季折々の景色を満喫できる場所です。年間を通して美しい自然を満喫でき、その自然を存分に体感できる観光スポットが点在してます。市街地から鉄道や自動車で約1時間半で向かえるので、訪れやすいところでもあります。

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