富山県氷見市一帯のおすすめ観光地2選を一挙公開

中部
富山県の中部に位置している氷見市は、小京都と呼ばれる長い歴史がある地域です。ここでは江戸時代から現在に至るまで、漁業と鉄器作りが盛んであり、全国各地から大勢の方が年間を通して観光に訪れています。そこでここでは、富山県氷見市の中で一度は訪れたい観光スポットを2選、ご紹介していくので参考にしていただけると幸いです。

「フィッシャーマンズ氷見」

氷見市は北部、日本海に面している位置にあるのが「フィッシャーマンズ氷見」です。1997年に市の漁業組合が中心となって建設をおこない、現在は第三セクターというスタイルで運営をなされています。春はホタルイカ、夏はタチウオ・秋と冬はズワイガニを水揚げしている漁港で、ここでは一般の方から観光客に向けたセリを実施しているのが特徴です。約2,500平方メートルという広大な広さを有した施設で、2004年には水族館も新たにオープンしました。名物は日本海に突き出た形となる屋外型水槽で、ここではシャチのショーを目にするところが可能です。入館料は大人が1,800円、小児が500円です。富山県内からも休日は大勢の親子連れで賑わっており、年間を通して駐車場にはたくさんのマイクロバスや自家用車が停まっています。

鋳物作りを体験できる「氷見鋳物会館」

JR氷見駅からバスで約40分の位置にある「鋳物会館」では、市の名産品である鉄器作りを体験することが可能です。江戸時代の中期から現在まで、鉄瓶や急須・風鈴作りが盛んで、国の伝統工芸品にも指定をされています。錫が富山県の白山連峰で採掘できることもあり、地域では以前は数多くの工房がありました。現在は2件しか存在しておらず、この会館では伝統工芸を後世に伝えていくために、1992年から一般公開をなされたわけです。資料館と工房が併設されており、事前に予約をすればどなたでも鉄器作りに挑戦ができます。白山連峰の麓にあり、あたり一帯は豊かな自然を満喫することも可能です。宇奈月温泉が徒歩圏内にあるため、ここを訪れる際は宿泊予約をしてゆっくりと過ごすのも良いでしょう。遊歩道が完備されていて、散策もしやすいです。

富山県・氷見市は海と山に囲まれた、自然が豊かな地域です。日本海の海の幸を味わえる場所から、国の伝統工芸を実際に体験できるスポットもあります。2018年に北陸新幹線が開通しており、関東からでも約2時間で足を運べるようになりました。市の中心部は路面電車が通っており、市内一帯を移動しやすいのも観光向けといえます。

関連記事一覧