リトアニアの首都ビリニュスの歴史的観光スポット2選を知ろう

ヨーロッパ
ヨーロッパの国の一つにリトアニアがありますが、ビリニュスはそのリトアニアの首都で世界遺産にも登録されています。その美しい様子から、何と小さなローマとも呼ばれているのです。街の特徴としては、迷路のように入り組んでいることから、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような気持ちにもなるかもしれません。首都であるため様々な観光スポットがあり、リトアニア料理なども堪能することができるでしょう。このビリニュスの観光スポット2選についてご紹介します。

絶対に訪れたいヴェルタワーと大聖堂

ビリニュスに来て絶対に訪れたい観光スポットとして、シンボルとも言える存在のベルタワーと大聖堂が挙げられます。地域の人たちは、友人や家族と出かける際には、このシンボルを待ち合わせ場所に指定するほどです。以前まではゲディミナス城の壁内にあったものであり、これまでにも何度か改築や増築、破壊や建築などを繰り返してきた歴史のある建物です。クリスマスマーケットなどの様々なイベントも、この大聖堂がある場所の横にある広場カテドラルスクエアで行われています。ヴェルタワーは城壁の一部でしたが、16世紀に大聖堂の鐘楼となったのです。このタワーは57メートルもあり、屋上からはヴィリニュスの街並みを一望することができます。屋上まで行くことができますが、エレベーターなどはないので足腰に自信がない人はやめておきましょう。

旧市街地から離れた聖ペテロパウロ教会

ビリニュスを訪れるのであれば、聖ペテロパウロ教会は欠かすことができません。旧市街からはやや離れた場所にあり、バスに乗って約20分ほどの道のりです。一番の特徴としてあげられることは一面に彫刻が施されていることで、なんと2000にも及ぶ漆喰の彫刻が見られます。バロック様式の教会としても有名で、リトアニアの解放を願って灯点灯時の将軍によって建てられた教会です。もともとこの家にはリトアニアの自然崇拝を行う教会がありました。それが戦時中に壊されてしまったことが関係しているということです。この地に新しく教会を建てることにより、ビリニュスの復興を世界に知らしめたかったのでしょう。バスでは20分ほどかかるもののバス停からは徒歩8分と好立地です。1時間から2時間もあれば、じっくりと見学することができるでしょう。

ビリニュスは、観光目的ではなくただ散策をしているだけでも、ガイドブックにも掲載されていないような美しい教会やカフェ、あまり知られることのない歴史的なスポットにも多数出会うことができるでしょう。個人経営のカフェも多く、それらには様々な個性があり、それらの違いを味わうのもまた一つの楽しみ方です。長い歴史がある中で近代的な雰囲気を感じられるビリニュスを、是非とも散策したいところです。

関連記事一覧