メキシコのプエブラでおすすめな行っておきたい観光地2選

南米
メキシコの有名な観光地といえば新婚旅行などでも人気のリゾート地カンクンや、大型クルーズ船が泊まる事でも観光スポットとして有名なロスカボスなどがありますが実はそのほかにもあまり知られていない魅力的な場所があります。別名天使の街ともいわれるプエブラは、首都からわずか2時間ほどで行くことができる観光スポットです。

ソカロ広場のカテドラル

プエブラの街はメキシコで最初につくられた街の一つで、1531年にフランシスコ会によってつくられました。それだけ古い歴史を持つ街なので、建物の外観などはとても趣があり、荘厳な雰囲気をもった街です。中でもひときわ目を引くのは、ソカロ広場北側のプエブラ市庁舎です。外観は火成岩が使われていて、日本の市庁舎のイメージとはかけはなれたお洒落で趣のある建物です。そしてそのソカロ広場にあるのがカテドラルです。カテドラルとは大聖堂という意味なので、メキシコ特有のものではありませんが、この地のカテドラルもまた非常に立派で見るものを圧倒する建物です。国内一の高さの双塔の鐘楼があり、内部には美しいステンドグラスの飾りがたくさんあり見ごたえがあります。内部の見学もできるのでぜひ足を運んでみてください。

パラフォシアナ図書館

プエブラにあるパラフォシアナ図書館は、なんとアメリカ大陸で初めてできた図書館です。アメリカ大陸初の場所がこの南米の地にあるという事を知っている人は少ないのではないでしょうか。プエブラに限らず、国の誇りともいえるこのパラフォシアナは、2005年にはユネスコの世界の記憶に登録されました。この歴史のある図書館は、スペインの貴族が、彼の私物の本を神学校に寄付したことに始まります。この時寄付をした貴族は、この本を神学校の生徒だけではなく、だれにでも読む事が出来るようにすることを条件に寄付した事が図書館の始まりとされています。トラパニの聖母の絵が飾られた部屋には、16世紀以前の40000冊以上の本が収められていて、クラシックで重厚な雰囲気を醸し出しています。旅行の時間内では本は読めないかもしれませんが、歴史の雰囲気を感じるだけでも行ってみる価値はある場所です。

歴史的な建物や観光地、豊かな自然にメキシカンフードと魅力がいっぱいの南米の地メキシコは、実は世界で6番目に世界遺産が多い国でもあります。ビーチリゾートや首都のような都市以外にも見どころがたくさんあるので、旅行に行った際はぜひ色々なところを回ってみる事をお勧めします。色々な顔を持つメキシコを感じる事が出来ます。

関連記事一覧