フランスのロワール地方でおすすめの観光スポット2選

ヨーロッパ
フランス北東部パリ近郊を流れるロワール川とその流域一帯は、美しい自然とかつての王朝の繁栄を今に伝える古城の数々を目の当たりにすることができることで有名です。2000年にはロワール川流域いったいがユネスコの世界遺産に登録されました。豊かな自然とヨーロッパの歴史のたたずまいを現在に伝えるフランスはロワール、旅行のとき訪れたいスポット2つを御紹介します。

中世フランス王朝が建立した古城の数々

かつての王侯貴族が建立したロワール地方には、数々の古城が現在に伝わり、「フランスの庭」との異名もある程です。中世ヨーロッパを代表する知の巨人、レオナルド・ダ・ヴィンチ縁の古城にも足を運ぶことが出来ます。そのお城というのが、クロリュセー(クローの館)、イタリアとの戦争にあけくれたフランソワ1世が、あたかも「戦利品のごとく」ダヴィンチを招聘し、自らの居城から500mほどの場所にある館を与えました。ダヴィンチがクロリュセーで生活をしたのは、最晩年の1516年から1519年まででした。その期間、王様お抱えの画家として創作活動に打ち込む傍らで建築家としての才能も発揮。横行主催のイベントの舞台装置なども考案しました。金鉱にはルネサンス建築の傑作、ジャンポール城も所在しており美しい古城の数々を散策することも出来ます。

世界遺産の一部をなすロワール川の自然

ヨーロッパを代表する清流のひとつロワール川は、流域一体を含め河川自体もユネスコ文化世界遺産に登録されています。川全体は1000キロを超える長さで、流域面積は117000平方キロメートルに及びます。流域にはアンボワーズ・アンジュ・オルレアン・ツゥールなどの歴史ある都市が名を連ねます。いくつもの歴史都市を結ぶロワール川は、遊覧船が運航されています。コースは大きく分けて蒸留コースと下流コースからなります。上流こーすの見所は古代ローマ帝国の遺稿が河の底に眠っていることです。下流コースの見所はアーチ状の石橋であるウィルソン橋です。1978年に倒壊したことから、債権された右側部分と、倒壊を免れた左側の部分とでは色合いがことなります。また緑が多い上流とちがって、下流では閑静な住宅街が広がります。

フランスはロワール地方は、ヨーロッパを代表する風光明媚な地方で、ロワール川流域そのものがユネスコの世界文化遺産に指定されています。同国の庭ともたとえられるエリアで、かつての王朝を支配した王侯貴族が建立した古城の数々を訪れることが出来ます。また広大な流域をようするロワール川では遊覧船も運航されているので上流・下流いずれの出発点からも、一体の風景を楽しみことが出来ます。

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