ドイツのベルリンでおすすめの観光地を3選紹介します
東西分裂と再統一のブランデンブルク門
日本人が思い描くドイツ、首都ベルリンのイメージは東西分裂から再統一といったものが大きく、そこに欠かせない名所が「ブランデンブルク門」です。18世紀の後半に建てられて、高さ26メートル・幅65.5メートル・奥行きは11メートルで、砂岩でできた古典主義様式の作りとなっています。
ギリシャアテネのアクロポリス宮殿の入口門をモデルにしており、門の上部にある像は勝利の女神であるヴィクトリアです。この門を中心にしてベルリンの壁が築かれ、やがて取り壊されましたが、多くの門が姿を消していく中でこちらは残され今も使われています。
市民解放のシンボルドイツ連邦議会議事堂
日本の国会に相当する建物がドイツ連邦議会議事堂あり、帝国時代には「ライヒスターク」、現在は「ブンデスターク」と呼ばれています。ベルリンを代表する現代建築のひとつであり、歴史的な趣を感じさせながらも、建物の屋上にある高さ23メートルのガラスドームが有名です。
ガラスドーム内は見学者用の通路が設けられていて、らせん状になったスロープを上り、屋上からはベルリン市外が一望できて、眼下には議場がのぞけます。また議事堂内部は広い壁面に現代美術家の作品が飾られており、美術館のようにもなっています。
祈りと音楽のベルリン大聖堂
こちらはホーエンツォレルン王家の記念教会となり、ベルリン=ブランデンブルク=シュレージシェ・オーバーラウジッツ福音主義教会に属して、ルター派の礼拝が行われています。1905年に元からあった協会がヴィルヘルム2世の命令によって建て替えられて、美しく鮮やかな水色のドームが印象的な建造物となりました。
内部は聖書をモチーフとしたモザイク画がタイルで描かれており、ステンドグラスも美しく、一度は目にしたい場所と言えます。礼拝の時間にはパイプオルガンの演奏も流れて、ロマンを感じさせてくれます。
ヨーロッパの観光地として欠かせない場所がドイツ、特に首都ベルリンは東西分裂や再統一の場として重要な位置となっています。エリア的にそれほど広くはなく、無理をすればすべての観光名所を回ることも可能です。ただ歴史をしっかりと感じるためには厳選した方が良く、紹介した3選は行った際には一度は足を運んでいただきたい場所になります。