愛媛県四国中央市にあるおすすめの観光スポット2選
平家の末裔が隠れ住んでいた「吉備寺」
四国中央市の西部に位置する吉備地区には、平家の落人伝説が語り継がれている一帯です。地区の中心部にある「吉備寺」の本尊は十一面観音となっており、四国八十八か所霊場の51番目の札所にもなっています。この本尊は平家の始祖である平清盛が自らの手で製作をしたものだと寺では語り継がれていて、重要文化財にも指定されているものです。1140年に創建された寺院であり、源平合戦の折りに壇ノ浦から落ち延びてきた平氏たちがこの寺を建立して隠れ住んでいたという逸話も残されています。現在はお遍路の折りに必ず立ち寄られる観光スポットになっていて、数多くの方が足を運ばれています。門前には旅館や土産物店もあり、四国中央市の中心部からバスで15分で赴けます。毎年6月になると境内には美しいアジサイが咲いて訪れる方の目を潤わせます。
手作りガラス工芸に挑戦でいるガラス工芸館
四国中央市の地場産業として名高いものが、ガラス工芸品です。その歴史は江戸時代にまで遡り、長崎の出島で流通をしていたオランダグラスに起源を持っています。市内も中心部にある「市立ガラス工芸館」では地元でその歴史を展示資料から学ぶことができ、併設されている工房では来館者も実際にコップやペンの製作を体験することが可能です。要予約となるため、訪れる前に連絡をしておきましょう。約2時間で自分だけのオリジナル製品を作ることができ、指導員がマンツーマンでサポートをしてくれます。毎週月曜日が休館日で、それ以外は午前9時から午後4時まで開館しています。四国中央駅からコミュニティーバスを利用して約10分で向かえる場所にあり、館内には回遊式日本庭園も併設されているのでゆっくりと散策を楽しめるところです。
愛媛県四国中央市は、別名・愛媛県のヘソとも呼ばれている地域です。愛媛県に中心部にあり、周辺は四国山脈に囲まれたのどかな地域でゆっくりと時間を過ごせることでしょう。平家の落人伝説が語り継がれている吉備寺で古代のロマンに想いを馳せたとは、地場産業であるガラス工芸品造りに挑戦をして旅を存分に満喫していい思い出づくりをしましょう。