鹿児島県鹿屋市でおすすめの観光スポット2選を紹介!

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鹿児島県は、九州南部の大隈半島の中央部に位置している鹿屋市は、大隈半島の行政や経済の中心地として発展しています。温暖な気候と豊かな自然を利用して農業なども盛んに行われていますが、現在は、霧島ヶ丘公園の「かのやばら園」を軸にばらの街として観光事業に力を入れています。海上自衛隊の基地や史料館などがあり、海上自衛隊との関係が強い場所でもあります。

日本最大規模のばら園

鹿屋市の霧島ヶ丘公園には、日本で最も面積が広いかのやばら園があります。春の見頃はちょうどゴールデンウィークと重なるので、多くの観光客が訪れています。
ワイルドローズと呼ばれる野生種をはじめ、ティー、ガリカ、アルバ、ブルボンなどの1867年以前に作出された、原種のバラを親に持つオールドローズ、ハイブリッドティやフロリバンダなどのモダンローズ、ハイブリッドティの四季咲き性とオールドローズの優美な花姿と香りをあわせもつイングリッシュローズなど8haという広大な敷地に3万5千株のバラが植えられていて、バラの見頃となる春と秋には美しく咲き誇る光景を見ることができます。
また、ばらの見頃となる春と秋にはかのやばら祭りが行われます。期間中には、バラの人気投票やインスタグラムのフォトコンテストなどをはじめとしたイベントが行われ、毎年多くの人で賑わう人気のお祭りです。

神風特攻隊や海上自衛隊の貴重な資料が展示

昭和48年に開館した鹿児島県鹿屋市にある鹿屋航空基地史料館は、大日本帝国海軍鹿屋航空基地時代から現在の海上自衛隊に至るまでの活動や装備の写真や記録などの文献などが保管・展示されています。2階フロアでは、戦時下の実態や神風特攻隊についての資料が展示されていますが、なかでも垂水市浜平と旧加世田市吹上浜で引き揚げられた実機を合体して復元した「零式艦上戦闘機52型丙」が展示されていて、コックピットなどを見学することができます。
1階では、現在の海上自衛隊の装備や活動、警察予備隊時代からの変遷などが展示されています。航空機や兵器の製造技術やP−2対潜哨戒機のコックピットや座席などの様子を知ることができます。屋外には、旧日本軍が使用していた二式大型飛行艇や海上自衛隊が使用しているUS−1AやP−2Jなどをはじめとした多くの機体が展示されています。
貴重な資料が多く展示されているので、戦時下の実態などを学びたいという人や航空機に興味があるという人におすすめです。

鹿児島県鹿屋市は、温暖な気候に恵まれていることから農業などにも力を入れています。見どころはたくさんありますが、霧島ヶ丘公園内にあるか日本最大級の規模を誇るかのやばら園や大日本帝国軍時代から現在の海上自衛隊に至るまでの歴史的な資料が展示されている航空史料館などはおすすめです。春と秋のバラの見頃には、お祭りやイベントが催されるので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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