絶景が見られる徳島の秘境・祖谷のおすすめスポット2選

四国・九州・沖縄
四国の徳島県に位置する祖谷は、日本三大秘境の1つにも数えられる豊かな自然に満ち溢れたエリアです。交通アクセスが良いとは決して言えない場所ですが、その代わりにこの場所でしか見られえないような絶景があります。スリルを味わえる場所も魅力です。今回は徳島旅行で訪れた際に楽しめる、見どころについてご紹介します。

祖谷渓にかかるかずら橋

数々のメディアで紹介されたことがあるため、映像や写真で見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。かずら橋は、シラクチカズラと呼ばれる植物を使って作られている吊り橋です。徳島県の三好市にある深いV字型の渓谷にかかっていて、昔この地に逃れてきた平家の落人が作ったという伝説が残っています。追手がやってきたとしても、いざとなったら切り落とせるようにあえてかずらで作ったといわれています。
渡る時にはギシギシと軋むような音が鳴るため、スリル満点です。もっとも有名なかずら橋は西祖谷山村善徳にある「祖谷のかずら橋」と呼ばれているものですが、さらに山奥に入っていったところにも「奥祖谷二重かずら橋」というかずらでつくられた橋があります。男橋と女橋という2つの橋がかかっているので、2つ合わせて夫婦橋とも言われている名所です。

祖谷渓に立つ小便小僧像

井川池田ICから車で50分ほどにある、祖谷渓の高さ200メートルもの断崖絶壁には、誰が造ったのか知られていない小便小僧像があります。覗き込むと目がくらみそうな、高い崖の上に立っているのが特徴です。曲がりくねった県道32号の山城東祖谷山線の側にあります。突き出した崖の上にこの像はありますが、道路の横にはしっかりと柵が設置されていて柵を乗り越えないようにという看板が設置されています。
小便小僧像の下は見事なV字型の渓谷で、絶景が見られる場所です。秋には赤や黄に色づいた紅葉も見られます。日本の原風景ともいうべき山の美しい風景が広がっている中に、なぜか小便小僧の像があるというのはシュールな雰囲気です。もしこの辺りをドライブする際には、一休みがてらに立ち寄って見物をしてみてはいかがでしょうか。

山深い徳島県の秘境・祖谷の見どころや魅力についてご紹介しました。雄大な渓谷美が見られるほか、圧倒されるような自然に包まれることができる豊かな森が広がる場所です。目的地にたどり着くまでには時間がかかりますが、それだけの価値ある絶景に出会えます。徳島県で旅をするのなら、ぜひ祖谷も訪れてみるとよいでしょう。

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