大分県九重でおすすめの観光スポット2選を紹介

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九州の大分県中西部にある九重町は町の全域が山地となっているのが特徴で、その多くは阿蘇くじゅう国立公園にしていされています。町域各地に温泉が湧きだしているので、多くの温泉地が形成されています。また、日本の滝100選に選ばれた震動の滝やスキー場などもあり、日本各地から豊かな自然を求めて訪れる人が多い地域です。

さまざまな温泉が楽しめる

大分県九重町は、小規模ながら温泉地が形成されています。そのうちのひとつである九重九湯は、筑後川支流町田川の河畔に位置する宝泉寺・川沿いの洞窟風呂が有名な壁湯・玉石を敷き詰めた、足元湧出の混浴大浴場が有名な川底・竜門の滝近くの竜門・涌蓋山の東麓に位置する湯坪・湧蓋山の南東麓標高1000mの高所にある筋湯・飯田高原の鳴子川近くにある筌の口・飯田高原にある長者原・九重連山の登山口にある寒の地獄の九つの温泉から成ります。この他にも町内には多くの温泉地が存在していますが、町名との語呂合わせを崩さないようにこの九重九湯の括りが変更されることなく別に扱われています。また、9月9日には数字にちなんで九重九湯まつりが催されているので、毎年この時期になるとお祭りを楽しもうと多くの人が訪れます。

迫力満点に流れ落ちていく震動の滝

震動の滝は、1990年に環境省・林野庁が後援して選出した日本を代表する日本の滝100選に選ばれた滝です。筑後川系の支流である玖珠川上流の九酔渓にある震動の滝は、落差83mの水量が多い雄滝と落差93mの雌滝から成ります。雄大な自然の中を豪快に流れおちていく雄滝の勢いで、周囲が震動するかのように思われることから震動の滝と呼ばれるようになったと言われています。2006年10月には歩行者専用橋九重夢大吊橋が開通し、大吊橋からも滝の景観を望むことができます。雄滝は滝つぼが大きく1,600m2あります。古くから地元の住民の信仰の対象となっていて、災害が起きるたびに滝壺に餅を供え龍神の怒りを鎮める儀式が行われていたことでも有名です。古来からたびたび文献に登場しており、「船岡新宮八幡縁起」の郷割り説話や「豊後国志」などに記載されていることでも知られてます。

大分県九重町は、阿蘇の自然に恵まれた雄大な自然が特徴です。町内のほとんどが山地という立地なので、九重九湯をはじめとする町域各地の温泉地や震動の滝、スキー場、国立公園などとにかく自然に恵まれた観光スポットとして有名です。9月9日には九重九湯まつりが催されたり、冬には飯田高原で氷の祭典が開催され、氷の彫刻像などが展示されるので、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

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