ヨーロッパの街並みを現在に伝えるブラジルはサンルイスのおすすめ場所2選

南米
南米大陸の大国ブラジル・マラニョン州の州都サンルイス。ブラジルの一大観光地レンソイスまでの中継地点に位置する都市ですが、あえて訪問するべき価値のある歴史ある街並みが広がります。ラテンアメリカを体現するブラジルにありながら、ヨーロッパの古き街並みの魅力を堪能できるのがサンルイスです。訪問したときは是非、訪れるべきスポット2選を御紹介します。

サンルイスの世界遺産でもある街並み

サンルイスはかつてはヨーロッパの列強が派遣を競った舞台のひとつでもあったれ歴史のある都市です。町の名前であるサンルイスは、フランス王朝のルイ13世の名前に由来します。しかしフランスが派遣を確率することはできず、ポルトガルとの戦いに敗れたことでポルトガルの版図下におかれることになったため、現在の町並みはポルトガルの影響を色濃く受けているのを目の当たりにすることが出来ます。
サンルイスを訪問した者の目を引くのは、アズレージョと呼ばれるカラフルな外壁が特徴的な街並みです。タイル様式の外壁は、当時のポルトガル商人が本国から持ち込んだもので、うなぎの寝床をイメージさせる細長い入口や、装飾のめだつ窓もポルトガル様式を踏襲したもの。このスタイルで統一された旧市街の町並みはユネスコの世界遺産にも登録されています。

宮殿や協会・劇場など公共建築物も価値アリ

サンルイスの魅力は旧宗主国ポルトガルの様式を現在に維持する旧市街の街並みだけではありません。数ある公共建築物の数々も訪問者を魅了してやまないとされています。そんな中から最初に御紹介するのが、アルトゥール・アゼベド劇場です。1817年に建築されたブラジル最初の劇場で、4階まである座敷は750席を数え古典的スタイルで豪華な造作になっているのが特徴です。
次に御紹介するのはライオン宮殿。名前の由来は宮殿入口に設置されたライオン像に由来します。元来はフランス植民地軍が建立した建物で、宮殿をまっすぐに歩くと目の前には海岸沿いのパノラマが広がり対岸に広がる新市街も一望に臨みます。
そして最後に御紹介するのがセー教会です。教会の内部にはサンルイスの守護神をかたどった彫像が安置されており、壁画も美しく見ごたえがあり一見の価値ありです。

南米の大国ブラジルのマラニョン州の州都サンルイスは、一大観光地レンソイスまでの中継地です。しかし旧宗主国ポルトガルなどの影響をうけた歴史的町並みは世界遺産に登録されているほどです。ヨーロッパ様式の旧市街だけでなく、宮殿や劇場などの公共建築物も往時のヨーロッパの息吹を現在に伝える貴重な建築物の数々で、あえて時間を設けて訪問する価値がある魅力的な都市といえます。

関連記事一覧