ブラジルのマナウス観光をする場合のスポットを2選しました。
マナウスの人気スポットアマゾン劇場。
19世紀後半のゴムブームで隆盛したヨーロッパからマナウスへ移住してきた住民達によって建てられたのが、アマゾン劇場です。イタリアのルネッサンス様式の建築であり、当時のヨーロッパの1流建築資材や技術が積極的に使われたオペラハウスで、ドーム屋根のタイルがとても特徴的であり、イタリアの大理石やオーストリア製の椅子等、芸術的な仕上がりになっています。
現在も毎日の様にコンサートが開かれており、アマゾンと言えば森林という固定概念とは真逆を行く様子が強く印象に残ります。客席は700席程で、その内の400席はボックス席である事もポイントです。マナウスにやって来たならば、まずは市内でこの場所を訪れて、観劇に浸ってみるというのも1つの選択肢と言えます。日本の一般的な映画館や劇場とは、全く違った体験が出来ますので、とてもお勧め出来るランドマークです。
二河川合流地点も外せなないスポットです。
マナウスから下流に約10Km程の地点に、黒い水のネグロ河と黄土色のソリモインス河が合流するポイントがあります。2つの河の合流ポイントと言えば、そのまま水は混ざり合って違う色になる物と思われがちですが、二河川合流地点の場合は混ざり合う事が無く雨期に限って言えば、70kmもそのまま流れ続けます。
両方の河の比重と速さがその原因であり、ネグロ河の方は高めの水温でコロンビアに端を発し、速度は遅くソリモインス川の方は、ペルーの雪解け水を大量に取り込んでいるので、水温は22℃程で速度も高速であり、水量も多めです。マナウス観光にやってきた人は必ず見に行くと言っても過言では無いスポットであり、よりしっかり確実に見たい場合には、ツアーに参加して日が高い間に現地へ辿り着く様にするのがお勧めになります。
アマゾン劇場と二河川合流地点が、マナウスを代表する2大スポットになります。これ以外にも、サン・セバスチャン広場やアドウフォ・リスボア市場等、人々の暮らしの営みや歴史を感じさせるスポットが町には沢山存在しています。勿論、自然保護区として見学出来るアマゾンの大森林等も見逃す手はありません。数日では足りない程に、見所がある町ですので効率良く回る為には事前に大まかにでも観光計画を立てておく事をお勧めします。