ルワンダの首都キガリでおすすめする観光地を3選紹介します

アフリカ
アフリカにあるルワンダの首都キガリは標高1433メートルから1645メートルという高地に位置して、ドイツ植民地時代の1907年に開かれました。近年は近代化が進み、観光だけではなくビジネスでも訪れる人が増えているのが特徴です。歴史を感じさせる土地で見どころが多くありますが、中でも外せないスポットを3選紹介いたします。

映画の舞台オテル・デ・ミル・コリン

映画「ホテルルワンダ」で知られてるキガリに行った際に足を運びたい場所が、舞台となった「オテル・デ・ミル・コリン」です。実在のマネージャーが1994年に起こったルワンダ・ジェノサイドを救ったという逸話に基づいて作られています。ここで救われた命は1000人以上と言われており、過去の歴史を知るうえでも外せない重要なスポットです。
丘の上にある素敵な四つ星ホテルで宿泊することもできます。目の前を通って眺めるだけでも感慨が深いので、おすすめする場所となります。

自然を学ぶカント・ハウス自然史博物館

市街西部のニャルゲンゲの丘に建つカント・ハウス自然史博物館は、19世紀初頭にドイツ人の地理学者である民族学者のリヒャルト・カントの邸宅として建設、2008年にキガリやルワンダの自然を学ぶ博物館として誕生しました。
館内では生き物の進化の歴史や環境相互についての展示が行われて、この地に生息する色とりどりの美しい鳥や珍しい爬虫類などの実物も見られます。説明は基本的にドイツ語となっていますが、展示物を見るだけでも迫力や感動が伝わってきて、楽しめるはずです。

歴史を語る大統領官邸博物館

大統領官邸博物館は、1994年に何者かによって起こされた飛行機墜落で不慮の死を遂げたジュベナール・ハビャリマナ元大統領が実際に住んでいた屋敷です。この大統領殺害という大事件をきっかけにして、最悪のルワンダ・ジェノサイドにつながったとも言われています。また実際に飛行機が墜落した現場も近く、チェックしておくとより当時の情景が分かりやすくなるはずです。
事件後は博物館として広く開放されて、キガリの歴史を知るうえで欠かせない観光スポットとして多くの人が訪れています。

キガリはジェノサイドの哀しく悲惨な過去を背負いつつも、見事な復活を遂げてきている注目のエリアになります。歴史を正しく知ることは同じ過ちを繰り返さないためにも重要となり、問題に蓋をすることなく、広く開放されているのが特徴です。今回紹介した場所の他にもさまざまな観光スポットがありますが、行った時にはまず訪れたい場所になります。

関連記事一覧