サモアの首都アピアでオススメの観光スポット2選

オセアニア
アピアは南太平洋にうかぶ島国サモアの首都で、オセアニア地域の東部に位置します。ちょうど日付変更線上にある国で、2011年に標準時間の基準位置変更が議会で承認され、世界で最も遅く夕日が沈む街から世界で最も早く日の出を迎える街へと変貌しためずらしい国です。昔ながらの大自然があふれる街アピアで訪ねたいおすすめの観光スポットをご紹介します。

トスア・オーシャン・トレンチ

トスア・オーシャン・トレンチはアピアがあるウポル島南部の洞窟で自然あふれるジャングルの中にある天然のプールです。アピアからはバスにのって約1時間で到着します。周辺は高く生い茂る木々に囲まれ、直径50m四方ほどのぽっかりと空いた穴は息をのむほど美しいエメラルドグリーンの水面で満たされています。何も考えずに身をまかせ、ただ水面に浮かんでみたり、深さが約30mあるので、備えつけのはしごを登りそこからダイブするのも最高に気持ちがいいですね。トンネル状の岩場をくぐると外洋とつながっているため、水中には彩り豊かな熱帯魚も見ることができます。近年では欧米人を中心とする観光客に人気となり入場料が必要ですが、プール以外にも散策できる手入れの行き届いた美しい庭園もあり、一見の価値あるスポットです。

Samoa Cultural Village

Samoa Cultural Villageはアピアのバスターミナルから歩いて5分の場所にある文化を体験できる無料の文化施設です。サモアに暮らす人々の多くはポリネシアン系のルーツをもち、3000年以上ともいわれる歴史の中で築き上げた独自の文化が今でも人々の暮らしに根付いています。サモア文化村では、伝統的なダンスや音楽、伝統的なタトゥーを入れる儀式を見ることができたり、タパ(木の皮でつくる樹皮布)や木製品など伝統工芸品の制作の体験、伝統料理が振舞われるなど盛りだくさんな内容でサモアの文化を身近に感じることができるでしょう。毎週火・水・木曜日の10時半~12時半には文化ツアーが開催され、それ以外の日もタトゥーの見学や伝統工芸品の制作体験は可能です。フレンドリーで情熱的な人々のホスピタリティーに触れることができるおすすめのスポットです。

オセアニアの中でもまだ日本人にはなじみの少ない場所ではありますが、アピアは美しい大自然に恵まれ、そこに住む人々の温かさに自然と優しい気持ちになれるそんな街です。今回ご紹介したスポット以外にもきっとお気に入りの場所がたくさんみつかるはず。日本からはニュージーランド経由で訪ねることができますので、ちょっと足を伸ばしてぜひ豊かな休日をお過ごしください。

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