中部地方の三重県津市のおすすめ観光スポット2選の紹介

中部
津市は、室町時代末期に成立した三津七湊の1つである安濃津として古くから栄えて来た三重県中部に位置する都市であり、伊勢湾と室生火山群に挟まれている事から室生赤目青山国定公園や赤目一志峡県立自然公園などの自然豊かな観光スポットがあります。また、三重県立美術館や三重県総合博物館などの公共の観光スポットに加え、ルーブル彫刻美術館などの珍しい観光スポットもあります。

紅葉と滝が美しい赤目一志峡県立自然公園

赤目一志峡県立自然公園は、雲出川と名張川の上流部に位置する自然豊かな公園であり、三重県を代表する紅葉の名所です。名張川上流部には、木津川上流ダム群の1つである青蓮寺ダムや柱状節理の崖が両岸に聳り立つ香落渓に加え、車谷長吉原作の映画「赤目四十八瀧心中未遂」の舞台とされる赤目四十八滝が県内外に知られています。赤目四十八滝は、修験道の開祖として知られる役行者が修行したとされる聖地であるだけで無く、香落渓へと続く約4kmの渓谷で四季折々の景観を楽しむ事が出来ると共に秋には紅葉と赤目五瀑との美しいコントラストが人気です。また、赤目四十八滝は、日本の滝百選や平成の名水100選に加え、美しい日本の歩みたくなるみち500選や森林浴の森100選など高い評価を数多く受けている観光スポットです。

ルーブル美術館公認のルーブル彫刻美術館

ルーブル彫刻美術館は、三重県津市の寶珠山大観音寺の境内に建設された私設美術館であり、フランスの本家ルーブル美術館から公認を受けている日本唯一の美術館です。館内には、ギリシャ共和国のサモトラキ島で発見された勝利の女神ニーケーをモデルとした「サモトラケのニケ」やオスマン帝国支配下のミロス島で発見された「ミロのビーナス」など本家ルーブル美術館に収蔵されている約1,300点が展示されているだけで無く、大英博物館やメトロポリタン美術館の彫刻も数多く展示されています。ルーブル彫刻美術館は、本家ルーブル美術館の展示されている彫刻から直接型を取っている事から非常に精巧に製作されており、フランスのルーブル美術館に実際に行った気分を味わう事が出来る美術館です。また、敷地内にはカエルのオーケストラや大観音仏足下駄とネコのオーケストラなどのオブジェも数多くあります。

津市は、平安時代には平安京の外港や伊勢神宮の御厨として発展してきた事から史跡や寺社仏閣が多く、市域西部に室生火山群を有する事から紅葉の名所とされる赤目一志峡県立自然公園があります。津市には、美しい自然に恵まれた観光スポットだけで無く、他府県には無いフランスのルーブル美術館公認のルーブル彫刻美術館もある地域です。

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