大分県の国東にあるおすすめの観光スポット2選

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九州の大分県といえば、国東半島があることで知られています。その半島の東側に位置してるのが国東市で、ここは温暖な気候と四季折々の風景が美しい、瀬戸内海国立公園の山岳地域があるエリアです。豊かな自然に囲まれている場所ならではの名所もいくつもあります。今回は、そのような国東のおすすめのスポットについてご紹介します。

七不思議のある「両子山」

瀬戸内海国立公園の一部に指定されている、国東市にある山が「両子山」です。標高は720メートルほどで、190万年前から110万年前ごろに火山によってできたという歴史があります。登山に訪れる人も多く、豊かな自然の中でトレッキングを楽しめばリフレッシュすることができるでしょう。登山道を通って山頂にたどり着いたら、360度の眺望を楽しめます。「両子山の七不思議」と呼ばれている不思議ないわれがある名所もあり、これらを目的に訪れる人もいます。一年中、水量や水温が変わらない「走水観音」と呼ばれている泉や「鬼の背割」と呼ばれる大岩、「鹿のツメ割」特徴的な石などをはじめとした7か所の名所があり、両子山やこの山にある寺院の境内などに位置しているのが特徴です。山登りと合わせて訪れてみると、より楽しめるのではないでしょうか。

歴史の深い「両子寺」

国東半島で最も高い両子山の中腹に位置しているのが「両子寺」という天台宗のお寺です。最寄り駅である「杵築駅」からはバスで80分ほどの距離です。福岡・佐賀・長崎・大分・熊本にある霊場「九州西国三十三箇所」の第6番になっているお寺であり、国東半島にある霊場「国東六郷満山霊場」の第13番のお寺でもあります。その歴史は古く、奈良時代の僧によって718年に開創されたと言われていて、境内は大分県の史跡にも指定されています。ここでの見どころの1つが、江戸時代の後期に作られたと言われている高さ245メートルの石造りの金剛力士像です。また1986年に制定された「森林浴の森100選」にも選ばれた、清々しい森も魅力の1つに数えることができるでしょう。さらに紅葉の名所でもあるので、山の木々が色づく秋には多くの人が訪れています。

大分の国東観光の魅力や見どころについてご紹介しました。国東半島の観光といえば、やはり美しい山岳地域やそこにある寺院は外せないものです。両子山は最寄の鉄道駅である杵築駅からはバスで80分と、アクセスがそれほど簡単とは言えないかもしれません。しかしその分、手つかずの美しい山の自然があり、緑いっぱいの環境でリフレッシュすることができます。

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