大分県日田市でおすすめの観光地2選を紹介します
江戸時代の風景と残す豆田街
先に言ったとおりに大分県における西側に位置し、瀬戸内海と福岡県の県境にあることでたくさんの旅人の体を休める場所として栄えます。その名残が至る所にあるのですが、その代表例に挙げられるのが豆田町です。この豆田町は、江戸時代において旅人の休憩地点のために瀬戸内海と福岡県の県境に建造された歴史を持ちます。江戸時代から続く歴史を現在に残すために、国に対して重要文化財に申請し見事に審査を合格し認定されたのです。九州きっての古都に、江戸時代の風景と当時の生活様式を堪能できる場所という形で歴史好きにはたまらない観光地といえます。もちろん歴史好きでなくても、日田名物の焼きそばや芳醇な自然環境が生んだ食材を使った地元飯そして当時から受け継がれる伝統工芸などたくさんあるので普通の観光としても十分に楽しめるのが魅力です。
大分の自然が生んだ小鹿田焼の里
九州全土が火山の噴火によって誕生した歴史を持つため、日田市にも様々な恩恵を与えています。恩恵の代表格といえば日田温泉ですが、もうひとつ欠かせないのが小鹿田焼をつくる小鹿田焼の里です。小鹿田焼の里は、古くから地元でとれる土と水を使って色彩豊かな磁器を作っています。火山との関連性というのは、大量の熱で岩が解かされることで土の中にはたくさんのミネラル分が含まれているのです。そのミネラル分は草木の栄養となり、その草木を餌に様々な微生物や動物が活動をします。そうして生まれた自然のサイクルによって、日田市の土は芳醇な土が出来上がったのです。さらに火山はろ過機能が高く、純度の高い水が流れています。純度の高い水は不純物がないので、陶器や磁器に対して悪影響を与えないという特徴があるのです。そのため小鹿田焼は頑丈なため地元の工芸品として人気が高く、小鹿田焼の里では陶器づくりも体験できます。
九州全土が火山から隆起したことによって生まれた土地のため、その恩恵を受けて各地が栄えることになります。日田市もまた温泉だけでなく、新鮮な水と栄養のとんだ土を使って質の良い食材や工芸品を生み出しているのです。そして日田市は西側に位置するため交通の便もよく、手軽に行き来が簡単ができるので旅行に最適な場所といえます。