宮崎県北部の中心都市、延岡市の観光スポット3選。

四国・九州・沖縄
四国・九州・沖縄にはさまざまな観光地が見られますが、意外な穴場観光地と言えるのが宮崎県延岡市です。延岡市と言えば日本を代表する企業の1つの旭化成のおひざ元で、企業城下町として有名です。工場が多いエリアとなると「観光地としてはどうなの?」というイメージがわくかもしれません。しかしご安心ください。海と山に囲まれた延岡は見どころもたくさんあります。ここでは3つのスポットをご案内します。

愛宕山から広がる工場夜景に注目。

愛宕山は延岡市の中心部に位置する標高約250メートルの山です。神話で「ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメが出会い、結ばれた地」とされているため、カップルの訪問も多い観光スポットとされています。山頂の展望台には出会いの鐘やハートの形をした鍵掛けモニュメントが設置され、デートスポットの定番として高い評価があります。しかし、展望台は広々としたスペースですから子連れの方や夫婦、シニアの方でも訪問しやすいスポットと言えます。展望台からは工場夜景を一望することができます。宮崎県で唯一の「日本夜景遺産」にも選出された景色は一見の価値があります。

行縢山の大自然でリフレッシュ。

延岡市の北西部にある行縢(むかばき)山は、同じく市内にある比叡山とともにロッククライミングが盛んに行われている山です。頂上付近は断崖絶壁となっていますが、登山道も整備されているため登山者からも人気です。紅葉の名所として知られ、秋の休日ともなると多くの観光客でにぎわいます。登山のほぼ中間地点には日本の滝100選にも選ばれる行縢の滝があります。行縢の滝の高さはおよそ77メートルに達し、一枚岩の花崗岩に添うように水が流れ落ちます。ダイナミックな景色を体感できること間違いなしです。市内には鏡山や大崩山などの名山が多数ありますが、このように多目的で楽しめる山ということでおすすめスポットに選出しました。

延岡の歴史を散策できる城山公園。

延岡の歴史を知りたい方におすすめなのが城山公園です。公園内にある延岡城跡は1603年に落成しましたが、太平洋戦争の空襲によって大きなダメージを受けたと言われています。高さ約22メートルの「千人殺しの石垣」は公園内でもひときわ存在感があります。石垣の基礎部分を外すと敵方の千人は倒せると言われ、このようなネーミングが付けられました。この他にも北大手門や天守台跡地、鐘付堂などの跡が残っています。頂上付近は広場になっており、市街地を見下ろすことができます。人の手で時を告げる城山の鐘もまた風流と話題です。延岡駅から徒歩20分あまりで訪問できるアクセスの良さも魅力と言えます。

企業城下町として有名な延岡市はかつては城下町として栄えました。その名残を城山公園で確認することができます。そして、市内には山・川・海などの豊かな自然も広がり登山やマリンスポーツも満喫することができます。また、海の幸と山の幸の両方を堪能できるのでグルメ旅行にも最適です。体を動かして美味しい食事を満喫し、心身共にリラックスさせたいという方には最適な環境が整っています。

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