ボリビアラパスで外せない伝統と近代が織りなす魅力的な観光スポット2選

南米
空が水面に反射し鏡張りになり、息を飲むような美しさで有名なウユニ塩湖があるボリビア。地球の裏側であるにもかかわらず、毎年日本からも多くの観光客がやってきます。そんなボリビアに入る為に多くの人が通るのが、事実上の首都であるラパスです。ラパスは標高3,600メートルに位置し、世界最高所の都市と呼ばれています。

テレフェリコで空中散歩を楽しもう

ラパスは何と言っても、街全体の景色が一番の見どころです。市内の景色をパノラマで見渡せる場所は外すことが出来ません。ラパスにはテレフェリコというロープウェイが街中で見られます。なんとこのテレフェリコは、日本でいえば地下鉄のような役割を果たしているのです。ラパスの町は、すり鉢状になっており坂道が非常に多く、道路で結ぶのが困難な場所が多からです。そこで活躍しているのが、急な斜面も直線でつなぐことが出来るテレフェリコ。現在では7路線が開通しており、街の北部から南部、東部と西部を結びんでおり今工事中の2路線が完成すれば街を一周して回ることが出来るようになります。乗り継ぎながら主要な地区を回ってみると、高度ごとや地区ごとに移り変わる景色や人々の生活を感じることが出来ます。テレフェリコからの眺めは、どの路線も絶景です。特におすすめなのは黄色の路線です。市内から空港のあるエル・アルト市を結んでおり、暗くなると見えるその壮大な夜景は一見の価値ありです。

民族色豊かなリネアレス通りで伝統に触れる

ボリビアのお土産と言えば、カラフルな色彩の織物やリャマやアルパカのセーター。ここでは種類豊富なグッズが安価で手に入ります。キーホルダーやアクセサリー、革製品や伝統衣装まで日本へのお土産もたくさん揃っています。リネアレス通り周辺は通称「魔女通り」と呼ばれ、古くから伝わる伝統の呪術に使うリャマのミイラや怪しい人形が売られています。小道に入ると道端には伝統的な占いをしてくれる露店も出ており、現地人にも大人気です。また、南米の高原地帯で良く耳にするアンデスのノスタルジックな音楽に欠かせないチャランゴという小さいギターのような楽器や、ケーナやサンポーニャという縦笛も手に入れることが出来ます。ラパスは高所なので高山病にかかる恐れがあります。頭痛や消化不良を感じた時にはコカの葉の成分が良くききます。リネアレス通りには、コカキャンディやコカ茶などを買うこともできます。

伝統と現代の技術が織り交ざり、経済発展が続いていて人々のエネルギーが溢れるラパス。そんな魅力的な都市にあなたも訪れてみませんか。空中から街の景色を眺め途上国の勢いと発展を眺め、街を歩いて歴史と文化を感じてみましょう。ここにはウユニ塩湖観光だけでは味わえないボリビアがあります。どこか懐かしさを感じる古くからの文化と人情味あふれるボリビア人にあなたもきっと虜になるはずです。

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