歴史ある福岡の太宰府に行くならば立ち寄っておきたい場所2選

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福岡の太宰府と言えば全国に広がる天神信仰の中心地であり、古い歴史を持つ街です。国内だけでなく海外からも、観光で訪れる人が多いです。太宰府をプライベートあるいは仕事で訪れるとき、立ち寄ったほうがいい場所がいくつもあります。その中から旅の途中で立ち寄っておきたい2ヶ所について、知っていれば得する情報を紹介します。

大宰府政庁跡で歴史を感じよう

太宰府には、古くは「大宰府政庁」という役所が置かれており九州の政(まつりごと)がそこで行われていました。大宰府政庁は、西国の防衛や外国との交渉などを行うとても重要な役割を担っていました。かの菅原道真は、この大宰府の実権を握る役職である大宰権師に任ぜられました。ただ、その役職というのは、都から左遷された人がつく役職でもあり、そのため道真は自らの不遇を嘆いて亡くなってしまいました。

その建物があった場所は、遺跡調査によって見つかっており国指定特別史跡になっています。大宰府政庁跡は、西鉄都府楼前から歩いて15分、市営バスまほろば号であれば史跡のそばにバス停があるのですぐ行けます。

大宰府政庁跡は無料で訪れることができるスポットで、敷地内には建物があった場所が石碑で示されています。歴史が好きならばかつての様子を、今の姿から想像すると楽しいでしょう。また、春になれば桜が周辺に約100本もの桜が咲くので、花見にはちょうどよい場所です。

学問の神様がいる太宰府天満宮

福岡の太宰府を観光をするのに、太宰府天満宮は外せない場所です。太宰府天満宮は、大宰府に左遷されて菅原道真の御霊を鎮めるためにつくられました。菅原道真は高い学識をもち、政治手腕にも優れて民衆から人気のあった人物だったので、死後に神格化されたことで九州から全国へと天神信仰が広まりました。このことから、学問の神様をお参りできる場所として多くの人が訪れています。

そんな太宰府天満宮は、ご利益を目当てにいく人だけではありません。案外歴史の中で守られてきた貴重な建物や宝物を見学できることが魅力ですし、春が近づけば満開の梅の花を楽しめます。それからグルメでは、名物である梅が枝餅を売っているお店がいくつもあります。梅が枝餅は、左遷されて暮らしに困っていた道真に老婆が献上したという由来を持つお菓子です。焼き立てで香ばしい餅と程よい甘さのあんこがほどよく合わさり、旅の疲れを取り去ってくれるでしょう。

福岡の太宰府を観光するときに、立ち寄っておきたいのは平安時代に西国で政治と外交の中心地であった大宰府政庁跡、そして学問の神様である菅原道真を祀る太宰府天満宮です。どちらも古い歴史があって、訪れたらならば過去の面影を感じることができます。また、花見やグルメなども楽しめますから、日頃のストレスを解消するのにも良い場所です。

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