自然豊かな熊本天草で人気のある観光スポット3選

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全国的に観ても観光客の多い九州地方の中でも、特に近年世界遺産に登録されたことからも人気があるのが熊本県の天草です。自然豊かな背景の側面には、世界遺産になった潜伏キリシタンの関連名所が点在し多くの観光客を魅了しています。ここでは、最近特に人気の天草の観光スポットについて簡単に紹介していこうと思います。

2県にまたがる雲仙天草国立公園

熊本県の天草半島と長崎県の島原半島の2県にまたがる雲仙天草国立公園は、日本で最初に国立公園として制定された歴史のあるスポットです。リアス式海岸の半島はまさに自然が生み出した芸術であり、複雑な入り江の連続は遠目からでも美しさがわかります。海岸近くには遊歩道の様に整備されている区域が多く、自然を楽しみながらハイキングなども可能です。秋の時期は紅葉も非常に綺麗で、併設されているロープウェイからみる山々の姿はその時期にしかみることができない神々しさが存在します。

現代に残る歴史遺産の大江天主堂

大江天主堂は潜伏キリシタンの多かった天草において、明治期キリスト教が解禁になって初めて建設された教会です。現在みることができる美しい教会は昭和8年に建てられたものですが、白を基調としたその姿は、潜伏から解放された当時のキリスト教信者の思いのたけをみているような不思議な美しさがあります。教会は山間部の中腹の丘に建てられており、農村部の中に異様なほどの白さで佇んでいますがそのギャップが醸し出す美しさも、非日常的で観光スポットとして人気があります。

世界文化遺産としての天草の﨑津集落

世界文化遺産として登録されるまでは、教会など欧米文化として注目されることもあまりない漁村でしたが、登録後教会が注目され始めると漁村の中にある異文化が独特な雰囲気を醸し出しています。昔ながらの町並みには教会と神社とお寺が存在し、御朱印などが人気を呼んでいます。町全体が世界文化遺産となっていますので、少しの散歩時間でも場所ごとのデザインの違いを感じることができ不思議な空間が存在します。もちろん日常生活を送る住民の方には迷惑をかけない様に心がける必要があります。

元々自然豊かな天草の地が、世界文化遺産に登録された事によって全く別の側面を見せ始めそのデザイン性は全国でも異質な空間づくりを実現し人気を呼んでいます。日本の美しい自然の風景と様々な歴史の上でたどり着いた潜伏キリシタンの方々が建てた美しい協会の不思議なコントラストは、一生に一度は訪れたい観光地の一つです。

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