長崎県対馬市にあるおすすめしたいスポット3選

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九州と朝鮮半島の間に浮かんでいる、長崎県の対馬。氷河期には朝鮮半島の大陸と陸続きになっていたと考えられる島で、ツシマヤマネコなどが多く生息していたといいます。広大な自然と複雑な地形、貴重な生物種など自然条件に恵まれた自然度の高い場所です。
対馬でしか体験することができない自然を満喫し、歴史や文化に触れることができるおすすめのスポット3選をご紹介していきます。

対馬一の絶景スポット「烏帽子岳展望所」

対馬の真ん中にあたる場所にある、標高176cmの烏帽子岳の山頂にある「烏帽子岳展望所」があります。対馬一の絶景スポットを言われている場所で、美しく澄み切ったリアス式海岸の浅芽湾を眺めることができるほか、丸みを帯びた深い緑の山々が点在していて自然の美しさを実感できます。
烏帽子岳展望所からは視界を遮るものが一切存在しないため、360℃どの場所から見渡しても雄大な自然の景観を楽しむことができます。韓国で花火大会が開催されると、打ち上げられた花火を見ることもできるおすすめのスポットです。

海の中に立てられた「和多都美神社」

浅芽湾の入り江にひっそりと佇む「和多都美神社」は、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)と豊玉姫命(とよたまひめのみこと)の夫婦神が祭られている海宮です。全国的には珍しいといわれている三柱鳥居が2か所あり、一の鳥居と二の鳥居が海中に佇んでいるのが特徴です。本殿に向かって真っすぐと5つの鳥居が並び立ち、干潮時には一の鳥居まで歩いて行くことができます。
また和多都美神社にはパワースポットとして有名な豊玉姫之墳墓があります。本殿裏にそびえたつ立派な松の木や、大木に囲まれた散策路を歩くことができるなど癒しの空間を体験できます。

日本の古代山城である「金田城跡」

対馬の地は、古代から国防の最前線として激しい戦が繰り広げられてきた場所でした。
「金田城跡」は浅茅湾西側の外浅茅の山上に築城された山城で、日本国内では珍しい「朝鮮式山城」でもあります。有名な大阪城の石垣の作りとは異なり、城壁のほぼ全てが石塁で構築されています。また城壁には開ける城門が3か所、水門として作られた城門の2か所があります。
自然の美しさに触れながら歴史を感じることができる場所で、日本のお城に興味がある方やその違いを観察することができるおすすめスポットです。

長崎県対馬市には、まだ知らない観光スポットや名物料理などが数多くあります。美しくて広大な自然美を一望できることはもちろん、パワースポットや貴重な動物を観察することもできる魅力溢れる島です。
日本にいるのに朝鮮半島の名残も感じられる対馬、日々の疲れなどを癒しながらいつもとは少し違った体験をしてみるものいいかもしれません。

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