ここだけは見逃せない!北海道・知床観光スポット2選
世界中の人を魅了する知床五湖
ウトロから車で20分ほど離れた場所にある、原生林に囲まれた5つの湖です。湖の美しさは知床八景の一つに数えられるほどで、水面に映る知床連山や緑をひと目見ようと国内に限らず海外からも多くの観光客が訪れます。
湖周辺には展望台や散策道など、豊かな自然を満喫できる設備が整っています。散策コースは「高架木道」と「地上遊歩道」の2つあり、「高架木道」は一番目の湖(知床一湖)を訪れ、そこからの眺めを楽しむコース。所要時間は1時間ほどで、知床連山やオホーツク海など一望できる絶景スポットが魅力です。オホーツク海に沈む夕日を眺められるのもこの「高架木道」です。「地上遊歩道」は5つの湖すべて巡る散策コースで、より自然を満喫できるという特徴があります。散策ルートはヒグマの生息域にかかるため、時期によってはガイド付きでないと歩けない場合があります。こうした制約はありますが、四季折々の自然の美しさをその足で楽しみたいならおすすめの散策ルートと言えます。
迫力満点!オシンコシンの滝
日本の滝百選の一つで、国道334号線沿にあります。斜里から知床半島に向かう途中に現れる滝なので、見つけやすいでしょう。高さ80メートルから落下し、大きな水しぶきを上げるその豪快さは、一瞬で心を奪われるほど迫力があり、夏は見ているだけで涼しい気持ちにさせてくれます。
オシンコシンの滝は別名「双美の滝」とも呼ばれていますが、これは流れが途中で2つに分かれるためです。2つに分かれて流れるその姿もオシンコシンの滝の特徴で、観光に訪れたらその姿をしっかりと見ておきたいところです。
季節によって違った姿を見せてくれる点も、オシンコシンの滝の魅力です。冬は気温が下がるため滝の水がそのまま凍ってしまいますし、雪解けの春は水量が増し、よりダイナミックな水の流れに出会えるでしょう。滝の付近には階段があり、上には展望台があるので、身近に滝を感じることが出来ますし、展望台からはオホーツク海を一望でき、流氷の季節は真っ白な海原が楽しめる、まさに絶景スポットと呼ぶにふさわしい光景が広がります。
豊かな自然に囲まれた知床には、自然を満喫できる観光スポットが点在し、北海道の観光名所の一つに名前が挙がります。中でも知床五湖とオシンコシンの滝は、知床の魅力を代表しているかのような美しい場所で、多くの人が足を運ぶ人気スポットです。限られた時間の中で観光を十分楽しむなら、まずこの2つをおさえて計画を立ててみてはいかがでしょうか。