山形の酒田市で訪れたい観光スポット2選など

北海道・東北
酒田市は山形県の北西部にあり、江戸時代から北前船の拠点となって発展してきました。最上川の河口に栄えた港町でもあり、街の至るところに豪商や料亭など当時の栄華を偲ばせるスポットが残っています。洋風建築なども残されており、多くの観光客が訪れる場所となっているわけです。今回は同市の有名な観光スポットを、厳選してご紹介したいと考えます。

米の保管倉庫だった歴史

山居倉庫は明治26年に建てられた、コメの保管倉庫です。コメの積出港として賑わった、当地の歴史が現在に伝えられているわけです。米どころである庄内の、シンボル的な存在でもあります。敷地内には同市の観光物産館や庄内米歴史資料館が併設されており、映画にも登場した倉庫も設置されています。日和山公園は文化10年に、港近くの丘に常夜灯が設置されたことが開設の発端です。古くから酒田市のシンボル的な存在となっており、園内には日本最古と称される木造六角灯台などの貴重な文化財が残されています。それ以外にもサクラの名所としても知られており、満開のシーズンになると多くの花見客や観光客などで賑わいを見せるわけです。酒田駅からはクルマで5分ほどでアクセスでき、入園も自由なのが魅力です。山形に行ったら是非訪れたい場所です。

映画のロケ地にもなった場所

旧割烹・小幡は映画のロケ地にもなった場所で、昭和の初期に造られた鉄筋3階建ての洋館になります。かつては社長室や事務所など当時のセットが再現されていましたが、現在では外観だけを見学することができます。歴史的な建物と言えば、旧鐙屋も外せません。鐙屋は江戸時代の海運で、大きな役割を担った廻船問屋です。当時の隆盛ぶりは歴史的な資料にも残されており、町年寄役も務めたほどの有力者だったわけです。屋敷の敷地は当時の4分の1くらいになりましたが、昭和59年には国の史跡指定を受けました。同じく建物つながりで挙げられるのが、旧白崎医院の建物です。大正8年に外科専門の病院として、建築されました。同市に残る唯一つの木造式洋館として、歴史的に貴重な存在だと言えます。有形文化財にも指定されており、当時のままのタイル敷き手術室などが残されています。

いかがでしたか。山居倉庫から白崎医院まで、酒田には歴史的な建物が多く残っているのが分かります。その他にも土門拳記念館など、見所満載のエリアだと言えます。記念館内には素晴らしい写真ばかりが展示されており、常設展や企画展なども楽しめます。建物の周りには池があるので、季節の移り変わりを感じる事も出来ます。

関連記事一覧