ボリビアの首都スクレからアクセス可能な観光スポット3選

南米
ボリビアという国名を聞いてその特徴だけでなくどこにあるのかわからないという人も少なくないのでしょうか。ボリビアは南米に位置していて、世界で最も標高の高い高原を持つ国です。また、豊かな自然だけでなく世界遺産も数多く登録されています。そんなボリビアの首都スクレからアクセスできる観光スポットを3つ紹介します。

豪華な聖母像「スクレのマリア像」

スクレには1580年から50年の歳月を費やして建築されたカテドラルと呼ばれる聖堂がありますが、カテドラル内部には「スクレのマリア像」があります。このマリア像はアメリカで最も豪華なマリア像と呼ばれていて、ダイヤモンドやアメジスト、ルビーといった様々な種類の宝石が数万個ほどちりばめられています。また、宝石だけでなく細部にわたって金細工が施されるという豪華絢爛さです。スクレはスペイン統治下において銀によって繁栄してきましたが、この豪華なマリア像はその繁栄ぶりを象徴していると言えるでしょう。

白い街と称される美しいスクレ市街

ボリビアの首都スクレはその街並みそのものが観光スポットです。市街地にある多くの建物は16世紀頃に建てられたもので、多くの建物が白い壁とレンガ色の屋根で統一されています。中にはヨーロッパ文化の影響を受けた大聖堂や教会もありひと際、美しさを放っています。特によく晴れた日は燦燦と注ぐ太陽の光が白く美しい建物をより際立たせてくれます。また、市街にはこの古い建物を利用し、改修した宿泊施設なども多くありますので、実際に宿泊してみてその美しさだけでなく歴史を堪能してみるのもおすすめです。

必ず訪れたい絶景スポット「ウユニ塩湖」

ボリビアについてあまり詳しくない人でもウユニ塩湖という名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。ウユニ塩湖はスクレの南西に位置する都市ウユニにある塩湖で雨が降って湖に水が溜まり次の日に晴れると「鏡張り」呼ばれる、まるで湖が鏡のようになって空が湖に映り込むという現象が起きます。その光景はこの世のものとは思えないほど美しく、これだけを見に観光に訪れてもよいと思えるほどです。なお、鏡張りはいつでも見られるものではないので、どうしても見たいという場合には余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

スクレはスペインの統治下で繁栄し、今でもその時代の建物などが主な観光スポットになっています。しかし、その裏ではインカ帝国が滅ぼされるなど暗い歴史もあり、それがどこか物悲しさを感じさせる部分もありますが、雰囲気を感じることもまた観光のひとつの魅力でもあります。なお、スクレは標高が高いので高山病には十分に注意して観光を楽しみましょう。

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