和歌山県那智勝浦の一度は見たいオススメの絶景スポット2選

関西
和歌山県の南部にある那智勝浦は、関西地方有数の温泉地があることでも名高い場所です。そして海と山の自然にも恵まれた土地で、南には太平洋・北には世界文化遺産にも登録された紀伊山地が広がっています。そこで今回は、一度は見たいオススメの絶景スポットを紹介するので、これから那智勝浦を訪れようという方の参考にしていただければ幸いです。

島々が作り出す自然芸術を海から見よう

那智勝浦駅から徒歩10分の位置にある那智勝浦港から、「紀伊の松島」巡りをおこなえる観光船が発着しています。「紀伊の松島」とは、宮城県の松島と同じくリアス式海岸の湾内に無数の島の総称で、その島々を船から眺めることができます。ライオンの形をした「獅子島」や、ロウソクのような島・くじらのような姿のものまであり、約1時間30分掛けて観光船で見て回ることがか可能です。この「紀伊の松島」の名づけ親は、徳川幕府の8代将軍である徳川吉宗であり、紀州藩主時代に那智勝浦温泉に湯治で訪れた折りに名付けたと伝えられています。観光船の乗船料は大人1名2500円、2階建ての船は客室のほかに展望デッキも備わっているので、潮風を全身で浴びながら島々を眺めるのがオススメです。夕方であれば、太平洋に沈む夕日を見ることもできます。

世界遺産登録をされた古道と寺院

那智勝浦駅から車で約30分の場所にある「青岸渡寺」は、西国三十三か所の1番札所で千手観音をお祀りしている寺院です。那智大社の一角に寺院があり、毎年4月は本尊の御開帳と千手観音との縁結びの儀が執り行われるため、全国各地から大勢の観光客が訪れます。この青岸渡寺の境内には「熊野古道」があり、2001年にユネスコの世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に選ばれたところです。全長150kmもの長い古道で、出発地点は白浜町の中辺路・終着地点がこの青岸渡寺になります。境内を降りたところにある大門は左右に大きな杉の木があって、「夫婦杉」という名で呼ばれています。那智勝浦駅からバスが出ていますが、本数が少ないのでタクシーで向かうのが良いでしょう。山深い場所にあり、森林浴をするにもオススメです。

以上、和歌山県那智勝浦の一度は見たいオススメの絶景スポット2選でした。関西地方有数の温泉地も広がっている土地なので、家族旅行で訪れるにも良い所です。雄大な自然が広がる場所で、都会暮らしで疲れた心と体を癒すにも絶好の場所と呼べます。鉄道網が発達しているため、関西地方からだけでなく関東地方からでも向かいやすいところです。

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