北海道の積丹半島にあるおすすめ観光スポット2選

北海道・東北
北海道の西部に位置する積丹半島は、複雑な海岸線があり、平野が少なく急峻な地形が続いているエリアです。札幌からも比較的近い距離にありますが、それほど簡単に訪れることができるというわけではありません。しかしその代わりに手つかずの大自然があり、眺望を楽しめる名所があります。
今回は積丹の観光スポットやその魅力についてご紹介します。

波打ち際まで行ける島武意海岸

島武意海岸は、出岬町に位置している日本海に面した海岸です。日本の渚百選の1つとしても選ばれている、魅力的な渚が見られる場所として知られるスポットでもあります。積丹半島の先端当たりに位置していて、最寄のバス停である島武意海岸入口からは徒歩で10分ほどのところにあります。
全体的にごつごつとした断崖絶壁が続いているこの半島では、高い断崖絶壁からの眺望を楽しめるところは他にもありますが、波打ち際の近くまで下りられるところは他にはありません。ここでしか見られない北海道の海の風景を見ることができるのが島武意海岸の魅力です。
海岸に向かうには、途中で暗いトンネルを通らなくてはならないですが、トンネルを通った先に現れる海の美しさをより楽しめるでしょう。崖には小さな階段があり、そこを降りていくと岩場のビーチまで行けます。

ロマンティックな言い伝えのある神威岬

島武意海岸よりも西に位置している半島の先端のあたりには、神威岬があります。ニセコ積丹小樽海岸国定公園の一部にあたる日本海側にある岬で、ここも積丹の名所の1つとして有名なところです。夏には小樽駅前から神威岬まではバスが運航しているので、それを利用して訪れる人も多くいます。
そのような神威岬の見どころの1つは、岬の先端から望める神威岩という海の中にある岩です。この岩には源義経に恋をしたチャレンカというアイヌの娘が、ここで身投げをしたことでできたという言い伝えがあります。
また神威岬灯台も見どころの1つです。岬の先端に建っている灯台で、初めてできたのは明治時代のことでした。現在見られるものは昭和35年に作られたものです。広い海に突き出した岬の突端にあるこの灯台までは、チャレンカの小道という尾根道を通っていくことができます。

北海道の積丹の名所についてご紹介しました。札幌からもそれほど遠くない位置でありながら、島武意海岸や神威岬は、美しい海と荒々しい岩礁が続く眺望が見どころです。遮るもののない大海原が広がる風景を眺めていると、地球の丸さが感じられるでしょう。北海道へ旅行やレジャーで訪れる予定なら、ぜひ積丹半島へも訪れてみてはいかがでしょうか。

関連記事一覧