フランスのストラスブールで訪れておいた方が良いスポット2選

ヨーロッパ
ストラスブールという街は、フランスの東側のドイツ国境に面したところにあります。そのため隣に位置するドイツの雰囲気が強いという、ヨーロッパの中でも特殊なところです。そんなストラスブールは古い歴史を持つため、観光スポットも数多くあります。ではその中から訪れておくべき名所を2つに絞り込んでご紹介していきます。

世界遺産のプチット・フランス地区

ストラスブールにはアルザス様式という、ドイツによく見られる建築方法を使用した家屋が数多くあります。柱や梁を隠すことなく剥き出しにしているもので、ブロックを積み重ねたようにも見えます。あくまでも構造なので、規則不規則を問わずに色々な建物があります。そんなアルザス様式の家屋が並んでいるプチット・フランス地区は、世界遺産に登録されています。
全体的に落ち着いていたり褪せた色が多く使用されていて、川の間にある中洲に集まる形です。したがって水に面したところにも並んでいるため、移り込むなどして風景として非常に良い素材になります。その地区全体が世界遺産で、非常に広いのでそぞろ歩くのにも適しています。またその中洲が観光名所として成り立っているため、ただ風景を眺めて回る以外にもショッピングや食事を楽しむ場合にも適した場所です。

歴史あるストラスブール・カテドラル

ストラスブールの歴史はヨーロッパの歴史の中でも深く、古代ローマ時代にまで遡ります。その時代によって様々な宗教と携わり、建築される建物も多種多様でした。そして現代に残っているものでストラスブールを代表するのが、街の名前を関した大聖堂です。
建築が始まったのが12世紀後半で完了したのは15世紀半ばという、約250年の月日をかけて建築された建物です。その高さは142mで、一時は世界最高を誇ったこともあります。歴史的・建築学的のどちらにも価値があるので、プチット・フランス地区と同様に世界遺産に登録されています。
現代では一般の人でも入場可能で、その細かく作り上げられた装飾やステンドグラスを間近で見ることができます。また基本的には夜間に外側からライトアップされるため、その壮大な見た目を別の角度から楽しむという方法もあります。

ストラスブールは歴史ある街で、それが色濃く残っているのが大きな特徴です。そして街を代表するプチット・フランス地区とストラスブール・カテドラルはどちらもそう遠く離れていないので、一緒に見て回るのも不可能ではありません。メルヘンな雰囲気が好きな人は、ぜひ長い時間をかけてゆっくりと歩いてみると良いでしょう。

関連記事一覧