鳥取県岩美町で訪れたいおすすめ観光スポット2選

中国地方
岩美町は、鳥取県の最北端の岩美郡に位置する町です。鳥取の観光といえば砂丘を思いつく人も多いかもしれませんが、砂丘から車で約15分ほどの距離にある岩美町は、大自然と歴史を堪能できる中国地方でも有数のおすすめスポットがたくさんあります。ここでは、大自然を堪能できる、特におすすめのスポット2選を紹介します。

日本海の荒波が作る大迫力の浦富海岸

岩美町の観光スポットで、浦富海岸は外すことができません。約15kmにわたるリアス式海岸で、時間帯によってさまざまな変化を見られる景観は、国の名勝、天然記念物に指定されています。日本海の荒波によって形作られた海食地形が特徴で、「日本百景」や「日本の白砂青松百選」などに選ばれている自然景勝地です。特徴的な景観には、菜種五島・千貫松島・鴨ヶ磯・龍神洞などがあげられます。海岸線に沿って遊歩道が整備されているほか、遊覧船で大迫力の浦富海岸を楽しむことも可能です。
海岸東部は遠浅の砂浜が広がっており、夏は海水浴場として多くの人が訪れています。最寄りの山陰本線・岩美駅から日交バスで5分、岩美町営バスで10分のところに位置しています。鳥取駅からも日交バスで30分でアクセスすることが可能です。

1300年の歴史を堪能できる岩井温泉

岩井温泉は、1300年の歴史を誇る山陰最古の温泉地として知られています。1973年に、国民保養温泉地に指定されました。江戸時代から伝わる風習で「湯かむり」という頭に手ぬぐいを乗せて、「湯かむり唄」をうたいながら専用の柄杓で湯をかぶる独特の入浴法が伝わっています。温泉は、泉源から湧き出たそのままのお湯を湯船に引き、熱も水も加えない源泉そのままで効能もたくさんです。泉質は「硫酸塩泉」で、神経痛やリュウマチ、婦人科疾患などの他、飲用することで慢性胃痛病や痔疾にも良いとされています。平安時代に宇治長者が難病を癒やされたという伝説や、薬師如来が温泉を湧出させたという開湯伝説が有名です。源泉かけ流しのお湯で一度温まると、3時間は温かさが持続すると言われています。
山陰本線岩美駅より日交バスで約10分の場所に位置しており、日帰り温泉ができる浴場も多数あります。

鳥取県岩美町は、世代や性別を問わず楽しむことができる中国地方でも有数の観光スポットが揃っています。日本の長い歴史を体感できる、自然豊かな場所が多いのが特徴です。浦富海岸は透明度の高い海で絶景を楽しむことができ、岩井温泉は、効能の高い源泉かけ流し湯で温まることができます。アクセスもよく、関西方面からのリピーターも多く訪れている人気スポットです。

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