伊達文化の街!歴史情緒あふれる愛媛・宇和島のおすすめスポット2選

四国・九州・沖縄
愛媛県南部に位置する宇和島は、南予地方の中心都市です。
宇和島海に面しており、気候は穏やかで真珠や魚の養殖が盛んです。
仙台・伊達政宗の長男である伊達秀宗が宇和島藩初代藩主となったことで、伊達十万石の城下町として栄えました。
そのような歴史背景から歴史的な街並みと宇和島独特の郷土料理が楽しめる魅力的な街でもあります。
今回は、宇和島に行くなら外せないおすすめスポットを2つご紹介します。
旅行の参考にしていただければ幸いです。

秀麗な天守が素敵!【宇和島城】

小高い山の上に立つ宇和島城は、この地が四国西南地域の要所の城下町として栄えることになった原点であり、この街のシンボルでもあります。
天守は現存12天守の一つで国指定の重要文化財に指定され、古城ならではの雰囲気を楽しめる貴重なお城です。
別名鶴島城とよばれるこのお城は、築城の名手として名高い藤堂高虎が建造したお城で、その秀麗な天守は小規模ながらも高い評価を得ています。
藤堂高虎が転封になった後、奥州仙台・伊達政宗の長男秀宗が改修したことで、仙台伊達家の「伊達文化」の風情を感じることができます。
城内の植物は300年以上保護されてきたため、巨木や季節折々の植物とともに名城と城下の街並みを楽しむことができます。
愛媛に行くならはずせない名所です。
あなたも伊達十万石の趣を感じてみませんか。

伊達家の広大な大名庭園!【天赦園】

国の名勝に指定されている「天赦園」は、伊達家の伊達文化が息づく庭園です。
7代目藩主・伊達宗紀(むねただ)が、1866年に自信の隠居所として建造した浜御殿の一部に造られ、名は奥州仙台藩主・伊達政宗が隠居後に読んだ漢詩から「天赦園」と名付けられました。
園内には伊達家の家紋が「竹の雀」であることから、竹が配されているのが特徴で、多種多様な竹が20種類以上も植栽されています。
また春になると藤が咲き誇り、6月上旬頃には花菖蒲が満開になるなど、季節ごとに庭園を彩る植物も天赦園の魅力の一つです。
伊達家が藤原氏の派を汲む一族であることから藤が多く植えられており、中でも太鼓橋状にかかる白玉藤は「上がり藤」とよばれ、天赦園の見所の一つとして知られています。
伊達家の歩みを象徴する庭は一見の価値ありです。

魅力いっぱいの愛媛・宇和島を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
伊達家といえば奥州仙台が有名ですが、宇和島も伊達十万石の城下町の風情を残す素敵な街です。
今回紹介した場所のほかにも伊達家ゆかりの地も多く、歴史や文化、自然などさまざまな魅力があふれています。
ぜひ歴史情緒あふれる街、愛媛・宇和島に足を運んでみてくださいね。

関連記事一覧