山口県の萩市で歴史を感じるおすすめ観光地2選

中国地方
山口県と聞けば中国地方にある海に面した県で、ふぐが有名であることはよく知られています。そんな山口県の萩市では、歴史を感じる観光スポットが点在しています。最近は若い方でも歴史好きな人も多く、特に幕末から明治にかけてが好き、という方は楽しんで頂けることでしょう。今回は、山口県は萩市の観光スポットを2つ紹介します。

萩といえば松下村塾!偉人達を輩出の学び舎

幕末期に活躍し、後に偉人となる数々の人物を輩出したのが、吉田松陰です。彼が若くして主催した私塾が「松下村塾」であり、それは萩に存在しています。松下村塾は松陰神社の境内にあり、元々は松陰の実家の物置小屋でした。最初は和室8畳一間のみでしたが、後に塾生が増えたことで手狭になり、和室10畳分を増築しています。ここで学んだ人には、高杉晋作・久坂玄瑞・伊藤博文・山形有朋などがおり、多くは明治維新の時に若くして亡くなっていますが、生き延びたメンバーは明治政府を担う重心になった者も多くいます。
松下村塾は明治25年まで続き、老朽化のため閉鎖、「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録もされています。外観のみが自由に見学でき、年中無休です。見学料は無料、アクセスはJR山陰本線「東萩」駅から徒歩で10分ほどとなっています。

萩城下町で江戸時代にタイムスリップ!

萩城下町は、長州藩の萩城を中心として作られた町で、毛利元就が城と並行して建設を始めました。260年間にわたり36万石の城下町として栄え、現在は町全体が国の史跡に指定されています。
白子壁、黒板堀の美しい街並みは、現代に江戸時代の文化をつたえています。焼き物を扱う店や古民家を改装したカフェなどがあり、観光途中にたちよりたいスポットがたくさんあります。特に堀内地区は藩の諸役所や上級藩士の侍屋敷が所在し、ずらりと並んだ白壁が圧巻です。歴史小説が好きな方には堪らないでしょう。
毎年5月上旬から中旬においては、夏みかんの花の甘い香りが街中に漂い、観光客を喜ばせています。アクセスは電車であれば、JR山陰本線「東萩」駅より徒歩で約20分ほどです。観光案内所で地図を貰えますので、地図片手に散策をしてみましょう。

中国地方にある山口県の萩市では、日本の歴史を感じられる観光スポットがたくさんあります。美味しい料理を堪能しつつ、在りし日の日本の姿を存分に味わってください。特に幕末が好きな方は、松下村塾には必ずいってみましょう。ここから、数々の偉人が排出されて今の日本を作ったのだ、という重みを感じられることでしょう。

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