山口県の山防地区のおすすめ観光地2選について

中国地方
幕末の明治維新の原動力となった長州藩があった山口県の中央部に位置する山口市と防府市は山防地区と呼ばれていて戦国時代からの歴史の面影を残すその街並みは小京都と称えられるほどです。また、山防地区には古くから温泉街として知られていて宿泊旅行での観光も楽しめます。そんな山防地区のおすすめ観光地を2つ紹介します。

菅原道真を祀る防府天満宮

中国地方の山口県防府市にある防府天満宮は学問の神様である菅原道真を初めて祀った日本最初の天満宮で日本三大神のひとつとされています。また、高杉晋作は菅原道真を信仰していたので防府天満宮には高杉晋作の辞世の句や坂本龍馬などと密会した暁天楼など、明治維新にかかわりの深い場所でもあります。なお、現在では年中を通して様々な行事が催されています。中でも2月中旬から3月上旬には約16種類1100本の梅の花が楽しめる梅まつりが開催されています。開催期間中は稚児舞や天神市といった様々な催し物が観光客を楽しませてくれます。この他にも1月の初詣や11月の御神幸祭などは参拝者も多く賑わいを見せているだけでなく、本殿横にある春風楼からは防府を一望できるなど、1年を通して参拝者が多く訪れる観光名所です。

旅の疲れを癒してくれる湯田温泉

山防地方の北側にあたる山口市は県庁所在地でありながら自然豊かな場所です。なお、市内中心地には日本三大名塔のひとつである瑠璃光寺五重塔や雪舟が建築したと言われる常栄寺雪舟庭など多くの観光スポットが存在します。そんな歴史遺産の多い山口市ですが、この他にも良質な泉質を持つ湯田温泉も人気があります。湯田温泉は白狐が見つけた美白の湯という伝説があり、湯田地区には6つの足湯があるなど、気軽に温泉を楽しめます。また、温泉宿も数多く立ち並び中には幕末から愛される温泉宿などもあり、歴史好きにとってはその風情を肌で感じることができるのも楽しみのひとつです。交通のアクセスを見ても湯田温泉駅周辺に多くの温泉施設が集まっているので、車での旅行だけでなく電車での旅行をのんびりと楽しむことができます。

数ある山防地区の観光地の中から定番の防府天満宮と湯田温泉の2つを紹介しましたが、瀬戸内海までを見渡せる大平山や美しい庭内や紅葉が魅力の毛利氏庭園などまだまだたくさんの観光名所があります。また、観光名所だけでなく山防地区は街全体が落ち着いた雰囲気なので、ゆったりとした気分で観光できるのも嬉しいポイントです。

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