大自然を満喫できるコートジボワール アビジャンを拠点に押さえたいスポット3選

アフリカ
広大なアフリカ大陸の西部に位置するコートジボワールは、南部が大西洋に面した熱帯雨林エリア、また北部はサバンナが広がる草原エリアと全く異なる環境を持ち合わせたユニークな国です。日本ではあまり知られていない国のひとつですが、大自然を満喫するのにふさわしいところであり、最大都市アビジャンを拠点に足を伸ばすことができます。

大都会アビジャンからすぐの文化遺産 

湾岸都市アビジャンは首都ではないものの、中東や欧州から毎日飛行機が乗り入れるほど国内最大規模の町です。ここには高層ビルが立ち並び、あまりの先進ぶりにアフリカのイメージが覆されるかもしれません。ここから東部へ數十キロほど行くと、ユネスコにも世界遺産として登録されているグランバッサムがあります。コートジボワールがフランス領であった頃の首都で、まさにコロニアルな雰囲気を放っています。港町として発展しながら都会には敵わなかった部分を見るようですが、歴史の一面が感じられる町です。

大自然を肌で感じたいなら国立公園

北東部へと向かえば、大自然が広がるコモエ国立公園が待っています。西アフリカ地域で最大規模の国立公園で、ここも世界遺産のひとつです。コモエ川流域に沿って存在する湿地帯と草原地帯という環境から、動物と植物が共存する珍しいエリアとされています。水牛や像など見応えのある動物が生息していますが、遺産登録された後にも密漁が絶えないなどの問題を抱え、危機遺産とまでされた過去もあります。そうした状況が長らく続き、改善が認められるまでに何と15年近くがかかったのです。

もっと自然を満喫したいなら タイ国立公園

まだまだ自然を満喫したいなら、隣国リベリアとの国境がある西部には、ニエノコウエ山で有名なタイ国立公園があります。同じ国立公園といっても全く異なる自然環境を体感するのですから、きっと飽きることはないでしょう。3300㎢というあまりにも広大な地であることも圧巻ですが、西アフリカでも珍しいとされる原生熱帯林が存在し、カバやチンパンジーなど絶滅危惧種を含む動物が暮らしています。同公園もまた世界遺産として登録されており、それだけでも壮大な自然をイメージしてしまうほどです。

アフリカといえば大自然のイメージが強いですが、一括りにできるものではありません。土地ごとに異なる環境とそこに暮らす動生物を目にするだけでも貴重な体験となるでしょう。熱帯林もあれば、サバンナもあります。また、もっとゆるいアウトドアが好きなら、ゆっくりとビーチに足を伸ばすこともできます。
アビジャンを足がかりにすれば、大自然はすぐそこです。

関連記事一覧