岩手県の釜石で行きたい観光スポット2選をご紹介

北海道・東北
釜石市は岩手県の南東部に位置しており、三陸復興国立公園のほぼ中央付近にあります。日本の近代製鉄業が発祥した地であり、世界三大漁場などを擁するエリアとして有名です。世界遺産の橋野鉄鉱山をはじめ、サン・フィッシュ釜石など人気の海鮮市場もあります。鉄と魚に関する、様々な観光スポットがあるのが魅力だと言えます。

日本最古の様式が残る高炉

岩手県の橋野鉄鉱山は安静5年から、翌年にかけて大島高任の指導の基建設されました。現存する中では、日本最古の様式となる高炉跡となります。国の文化財にも指定されており、高炉三基に加えて鉄鉱石加工のための水車場も保存されています。御日払所は事務場として使われており、長屋跡も見つかっています。2015年には世界遺産に登録され、街の知名度が格段にアップしたわけです。それ以外にもアメリカの金属協会からも、歴史的遺産と認められています。昭和59年にはヒストリカル・ランドマーク賞を受賞しました。橋野鉄鉱山は入場が無料で、自由に見学できるのが魅力です。事前に予約すれば、ベテランガイドによる同行案内も受けることができます。同行案内に関しては有料ですが、当時の様子などを詳しく知ることができるわけです。

鉄の街に相応しい観光スポット

鉄の歴史館は釜石と鉄の関わりをはじめ、鉄の過去と未来について学べる観光スポットです。世界遺産の橋野三番高炉が原寸大で復元展示されており、現代のオートビジュアル技術での演出を観覧できます。また、金属の鋳造体験コーナーも設けられており、普段ではできない体験をすることができます。オリジナルのキーホルダーなど、家族や友人へのお土産に大人気のスポットでもあります。鉄の歴史館は、釜石駅からクルマで約8分の場所にあります。鉄と言えば、花巻と釜石間を走るSL銀河も外せません。2014年から運行が開始されており、鉄道ファンやカメラマンなどから人気の観光スポットです。展示ではなく実際に、機関車による列車が運行されているのが魅力です。誰でも切符を購入すれば、機関車による鉄道の旅を楽しめるわけです。

いかがでしたでしょうか。自然豊かな景勝地や世界遺産、そして復興真っ最中の港湾エリアなど様々な顔を持っています。魅力的な観光スポットが溢れており、一度は訪れたい場所だと言えます。観光にあわせて堪能できるグルメも豊富で、ゆっくりと旅行しながら当地の美味を満喫したいものです。何よりそうした事が、当地の復興に貢献することになるわけです。

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