パラグアイの首都アスンシオンを訪れるなら必見!おすすめの観光スポット2選
アスンシオンの象徴「政府宮殿」
アスンシオンでもっとも人気を集めるスポットが、「政府宮殿(ロペス宮殿)」です。アスンシオンの街自体は雑多な印象がある中で、ここだけは別格の雰囲気が漂っています。清廉で厳粛そのものの「政府宮殿」は、まさにアスンシオンの象徴と呼ばれるにふさわしい場所です。その見所はやはり「白亜の宮殿」とも形容される堂々たる外観でしょう。フランスのルーブル美術館をモデルにしたと言われるのも納得の建築です。その迫力にしばし時間を忘れてしまう観光客も少なくないのではないでしょうか。「政府宮殿」は、1857年にロペス大統領の息子の邸宅として建設が始められたそうです。ところが、その後に始まった三国戦争のため工事の中断を余儀なくされ、ようやく完成したのは建設開始から実に35年後のことでした。夕方には建物全体がライトアップされ、さらにその美しさに幻想的な雰囲気が加わります。そんな往時の出来事に思いをはせながら夜景を眺めるのも、一つの楽しみ方です。
荘厳な雰囲気に包まれた「英雄霊廟」
白いドームが特徴の「英雄霊廟(パンテオン)」は、セントロと呼ばれるアスンシオンの旧市街区にあります。アスンシオンを訪れる人のほとんどが、この「英雄霊廟」に立ち寄ると言われるほど人気の観光スポットです。ここには三国戦争などで亡くなったパラグアイの英雄たちが供養される場所で、荘厳な雰囲気に包まれています。入口は常に衛兵によって守られており、衛兵交代の儀式は大きな見所の一つです。ナポレオンの墓があるパリのアンバリッドをモデルにしたものとされ、その美しさを見るため多くの見学者で賑わっています。また、夜にはライトアップが施され、日中とは違った一面も見せてくれます。さらに入館料は無料なのも、観光客には嬉しい点です。アスンシオンの文化や歴史を身近に感じることのできる「英雄霊廟」は十分に訪れる価値のあるスポットだと言えるでしょう。
パラグアイの首都アスンシオンには、他の南米諸国の首都のような派手さや賑わいはありません。しかし、その分落ち着いて観光を楽しめるのが特徴です。また、パラグアイは比較的治安が良く親日国としても知られているので、安心して観光スポットを巡ることができます。旧宗主国であるスペインを中心としたヨーロッパの影響を色濃く残すアスンシオンの観光スポットは一見の価値があると言えそうです。