石川県中部の金沢市のオススメの観光スポット3選の紹介
現代美術に特化した金沢21世紀美術館
金沢21世紀美術館は、敷地中央に地上1階地下1階の総ガラス張りの円形の美術館であり、ヴェネツィア・ピエンナーレ第9回国際建築展の最高賞金獅子賞を受賞している斬新なデザインの美術館です。付属施設として、松涛庵と山宇亭と命名された2室の茶室に加え、プロジェクト工房や182名を収容可能な小ホールのシアター21があります。恒久的展示物には、特殊な仕掛けが施されているレアンドロ・エルリッヒ作のスイミング・プールやジェームズ・タレル作のブルー・プラネット・スカイなどが有名であり、マイケル・リン作の市民ギャラリーが印象的です。
芸者遊びが出来る茶屋町
主計町は、浅野川大橋周辺に広がる茶屋町であり、「青春の門」や「親鸞」などの作品で知られる五木寛之の「浅の川暮色」で舞台となった地域としても有名です。東山ひがし地区は、南北約130mの東西約180mの茶屋町であり、重要伝統的建造物群保存地区内の140の建造物の約3分の2が伝統的建造物である事から往時の風情を直に感じる事が出来る地域です。茶屋町には、江戸時代後期から明治初期に建築された建造物が多く、歴史的建造物で実際に芸者遊びを楽しむ事も出来ます。
金沢城公園も楽しめる兼六園
兼六園は、前田利家が改修した金沢城の庭園として造営された池泉回遊式庭園であり、ミシュラン観光ガイドで3つ星を獲得した世界的な観光スポットです。兼六園は、松を中心に季節限定の桜や梅などを植樹している事から四季折々の景観が楽しむ事ができ、特に雪の重みで枝が折れない様にする雪吊りが1番の見所です。また、兼六園は百間堀通りを隔てて金沢城公園と繋がっている事から加賀百万石の城も見学する事が出来、附属左方太鼓塀や附属右方太鼓塀などの重要文化財に触れる事も出来ます。
金沢市は、石川県中部に位置する加賀百万石の城下町として発展して来た地域であり、北陸新幹線で東京都と繋がった事により関東地方や海外の観光客が急増しています。その為、シンボル的建造物の金沢城や江戸後期の茶屋町の風情を今に残す東山ひがし地区及び主計町などの観光スポットの人気が高く、現代美術をメインコンセプトとした金沢21世紀美術館も入場者1000万人届く勢いです。