信州長野県上田市のおすすめ観光スポット3選

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長野県中部に位置する上田市は人口15万5千人の、長野市と松本市に続く3番目規模の都市です。
国際会議観光都市にも指定されていて、鎌倉時代や戦国時代の旧所旧跡が多いだけでなく、温泉やウィンタースポーツも楽しめます。北陸新幹線の停車駅でもあることから、毎年多くの観光客が訪れる上田市から、おススメ観光スポットを3つ紹介します。

「信州の鎌倉」を探す

上田市の歴史は鎌倉時代にさかのぼり、執権北条氏の一族塩田北条氏が治めた塩田区にはそのゆかりが多く残っています。別所温泉に位置する安楽寺は長野県で最古の禅寺で、鎌倉時代からの歴史を感じることができるスポットです。
ここにある八角三重塔は国宝とされ、普通の塔は四角を基本の形としていますが、この塔はその名のとおり、八角形を基本とした造りをしています。各階の屋根の下側には、放射状に広がった美しい木組みを見ることができます。この建築様式は中国から伝わった様式を忠実に再現したものと言われ、日本文化のルーツと昇華の一端を目にすることができる、おすすめスポットです。

戦国時代の忠義に思いをはせる

二の丸には、戦国時代に真田昌幸氏が築いた上田城跡の公園があり、周囲にも城下町の風情が残されています。
関ヶ原の合戦時には真田昌幸と幸村は西軍に。昌幸の長男である信之が東軍側に付きました。どちらが負けても家名を守ろうとした真田家の忠義に思いをはせることができる史跡となっています。
敷地内にある市立博物館では、歴代上田城主ゆかりの品々や上田市の中世以降の歴史を学べる展示を見ることができます。観光会館の売店で真田グッズを買ったり、城下町が再現された街道でグルメやスイーツも楽しめます。

菅平で、トレッキングやウィンタースポーツ

上田市北部に位置する菅平高原はスイスを思わせる景色と冷涼な気候で、一年を通じて観光を楽しむことができるスポットです。
おすすめは根子岳のトレッキングコースで、2時間ほどで頂上に登ることができます。東側には志賀高原や白根山系、北側には妙高、西側には北アルプスといった360度のパノラマを楽しむことができます。
冬になれば、子どもから大人までスキー場でウィンタースポーツを思いっきり楽しめます。根子岳の麓に広がるゲレンデの雪はサラサラのパウダースノーです。

長野県上田市は、歴史と自然を楽しむことができる観光資源が豊かな観光都市です。取り上げきれない温泉地やグルメスポットも多く、四季を通じていろいろな風情を見つけることができるので、上田市に何度も足を運ぶ観光客も少なくありません。新幹線や高速道路などの都心からのアクセスも良いので、今度の週末は上田市で過ごしてみるのはいかがでしょうか。

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