愛知県中央に位置する岡崎市の観光スポット3選の紹介

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岡崎市は、愛知県の中部に位置する戦国の覇者徳川家康の生誕地であり、徳川家康が誕生した岡崎城を中心に戦国時代〜江戸時代にかけての史跡や寺社仏閣が数多く残されている事から往時の風情を楽しむ事が出来る地域です。岡崎城と徳川家康ゆかりの大樹寺に加え、名古屋めしには不可欠な八丁味噌の郷がオススメの観光スポットです。

松平家及び徳川家の菩提寺である大樹寺

大樹寺は、徳川家康の祖先にあたる三河松平家の菩提寺として1467年に創建された名刹であり、家門から将軍が輩出する事を祈念して征夷大将軍の唐名に当たる大樹を寺院名としています。大樹寺には、徳川家康の臨終時の身長と同じ大きさ159cmの位牌を始め第14代将軍徳川家持までの臨終時の身長と同じ高さの位牌が14基安置されている徳川家の菩提寺です。春には、山門から本堂に続く参道の脇の桜が咲き乱れ、重要文化財の多宝塔とのコントラストが非常に美しいとされています。

文化財と蔵の見学が出来る八丁味噌の郷

八丁味噌の郷は、徳川家康が誕生した岡崎城のすぐ西側に位置する八丁味噌の製造工場であり、平成8年には八丁味噌の郷を運営するカクキューの本社と蔵が国の登録文化財に指定されています。八丁味噌の郷は、八丁味噌の焦げ茶色と純白のコントラストが美しい木造二階建ての本社事務所が観光客の目を惹き、事務所内も建築当時のデザインをそのまま残しているノスタルジーを感じる建造物です。蔵は、江戸時代の東海道沿いの商家をイメージさせる建造物であり、2年寝かせる巨大な味噌樽が所狭しと並んでいます。

徳川家康の誕生した岡崎城

岡崎城は、愛知県の中心に位置する城であり、徳川家康が誕生したとして有名な城でもあります。この城は、昭和34年にRC造の複合連結式望楼型3重3階として再建され、天守閣から北側を望むと徳川家の歴代の将軍も位牌14基が安置されている大樹寺がはっきりと確認出来ます。この城は、日本さくら名所100選の選出されている岡崎公園の中にあり、脇を流れる伊賀川や内堀の水面に映る夜桜が非常に美しく幻想的です。日中には、公園の東から南に流れる乙川で江戸時代を彷彿させる舟遊びを体験する事ができ、船から見る公園のさくらは通常とは異なる趣が人気となっています。

岡崎市は、松平家及び徳川家の城下町として明治維新まで発展して来た事から周辺には江戸時代を彷彿させる史跡や寺社仏閣が数多く残されており、八丁味噌や花火及び墓石など伝統産業に触れる事も出来る地域です。また、岡崎城は天守閣の再建と共に公園として整備されている事から春にはさくらや藤などの花が咲き乱れ、昼夜を問わず楽しむ事ができます。

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