静岡県浜松市のおすすめ観光スポット2選の紹介
出世城と呼ばれる浜松城
浜松城は、徳川家康によって改修された梯郭式平山城であり、江戸幕府開闢以降歴代の城主が幕府の要職に就任している事から出世城と呼ばれている城です。天守閣は、第二次世界大戦末期の昭和20年に消失していますが、鉄筋コンクリート造で望楼型3重4階の模造天守閣が昭和33年に再建され、日本100名城に続く「続日本100名城」に選出されています。この城は、悠久の時をかけて天竜川が作り上げた扇状地が隆起した三方原の小高い丘に築城されている事から天守閣から市内や浜名湖及び遠州灘を望む事ができ、春には城を囲み込む様に植えられた340本の桜が咲き乱れ壮観であり、市内随一の桜の名所としても有名です。また、毎年3月の最終日曜日から4月第2日曜日まで園内提灯によるライトアップが行われ、名城が白く浮かび上がり美しく見えます。
航空自衛隊に触れられるエアパーク
エアパークは、市域の南部に位置する航空自衛隊の基地内に1999年4月にオープンした航空博物館であり、一般的な展示資料や全天周シアターで航空自衛隊の任務や装備への理解を深める事が出来ます。エアパーク2階の展示格納には、F-1支援戦闘機やT-2高等練習機など複数の戦闘機に加え、V-107救難ヘリコプターやB-65多用途機などが戦闘機以外も展示されています。戦闘機の操縦を疑似体験するフライトシミュレーターや実物のパイロットスーツ体験試着出来るブースがあり、政府専用機に使用されている座席に座る事も出来る航空博物館です。ミュージアムショップでは、F-15戦闘機やT-33戦闘機などのソリッドモデルに加え、自衛隊オリジナルキューピーやオリジナルクッキなどがここでしか購入出来ないグッズも販売されています。
浜松市は、中部地方の静岡県西部に位置する都市であり、徳川家康が江戸幕府を開闢するまで居城とした浜松城の城下町や旧東海道の宿場町として発展して来た歴史があります。また、大正時代に旧日本帝国陸軍飛行第7連隊が設置されていた事から現在も航空自衛隊の基地があり、より多くの人に航空自衛隊を知って貰う目的でエアパークが運営されています。