岩手の旅を楽しもう!盛岡のおすすめ観光スポット2選

北海道・東北
岩手県の県庁所在地である盛岡市は、豊かな自然に恵まれた城下町として発展してきました。信仰と伝統を継承し、情緒あふれる街並みは多くの作家や著名人を産むとともに、多くの痕跡が残されています。
また、新幹線や高速道路も整備され、北東北の玄関口となっていて多くの観光客が訪れる街でもあります。そこで、都市の機能と歴史ある風情を併せ持つ盛岡のおすすめ観光スポットを紹介します。

橋から見える景観も美しい開運橋

JR盛岡駅より程近い場所にある開運橋は、市の中心部と駅とを結ぶ重要な橋です。観光シーズンにはライトアップもされ多くの市民や観光客を楽しませてくれます。
開運橋は、盛岡の玄関口となっていることから、遠くから転勤などで訪れる人は最初にこの橋を通ります。そこで、海運橋で遠くまで来てしまった寂しさのあまり泣き、転勤が終わって戻る時はこの土地を離れる寂しさから泣くというエピソードがあり、別名を「二度泣き橋」とも呼ばれています。
また、開運橋は橋の美しさもさることながら、橋から見える岩手山の美しさにも定評があります。霊峰岩手山は、晴れていれば北上川の向こう側にくっきりとした秀麗な姿を望むことができます。ただし、開運橋周辺は市内でも渋滞が多い場所なので、車で訪れる時には注意しましょう。付近には遊歩道もあり、地元の人たちも散策に訪れています。地元の人の目線で散策するのもおすすめです。

四季折々の風情を楽しめる盛岡城跡公園

かつて南部氏の居城だった盛岡城は石垣だけが残されていますが、その跡地を整備して造られたのが盛岡城跡公園、通称「岩手公園」です。
お城の建物はなくなりましたが、石垣や遺構の美しさは「日本100名城」にも選定されるほどです。現在は、春は桜、秋には紅葉の名所として県内外から多くの人々が訪れ、また市民の憩いの場として親しまれている公園となっています。バラやアジサイ、ツツジなど季節の花々が楽しめるのも魅力のひとつです。
公園は街の中心部に位置していますが、北上川の支流である中津川に面しているため、初夏の蛍の季節には蛍を鑑賞できるほどの美しい自然に囲まれています。また、岩手は石川啄木や宮沢賢治、新渡戸稲造など多くの著名人を排出した土地柄でもあります。公園の中には詩碑や記念碑なども建てられ、往時を偲ぶこともできます。

盛岡の魅力は、実際に目で見て風や空気感を体で感じてこそ味わえます。盛岡には、季節の移ろいを感じられる山々や、ゆっくりと心も体も癒すことができる温泉など訪れたい観光スポットがたくさんあります。
多くの文人たちが句や詩を読み、作品を残した歴史と文化、古くからの街並みを存分に体感できる盛岡を楽しんでみませんか

関連記事一覧