エジプトアレキサンドリアでおすすめの観光スポット3選を紹介
アレキサンドリアには、ローマ帝国の属州時代の遺跡や世界最大で最古の図書館の跡地に建てられた新アレキサンドリア図書館など観光客に人気の観光地があります。
ローマ時代の面影が残るローマ円形劇場
エジプト・アレキサンドリアは、2世紀にローマ帝国の属州になりました。現在、アレキサンドリアにはローマ帝国の遺跡はあまり残されていませんが、ローマ円形劇場にはローマ時代の様子を感じることができます。ローマ円形劇場では、大理石でできた観客席や戦車競技を応援する様子が描かれた壁画、モザイク状の床を持つ広場などを見ることができます。
円形劇場の東側には、孔雀やウズラ、鳩などをモチーフとして描かれたモザイク画で飾られた床がある邸宅が残されています。この邸宅は鳥の館と呼ばれていて、モザイク画を目当てに美術愛好家が度々訪れる観光スポットとなっています。
ポンペイの柱とセラペウム遺跡
アレキサンドリアへの観光客が必ず訪れると言ってもいいほどの有名スポットが大きなポンペイの柱です。ポンペイの柱は、4世紀初めにローマ皇帝ディオクレティアヌス帝が建てた図書館の400柱の一部などの説がありますが、実際に用途はよくわかっていないと言われています。
27メートルある大きな柱の横にはスフィンクスがいるので、入り口付近から写真を撮るとポンペイの柱とスフィンクスの両方を収めた迫力のある写真を撮ることができます。
そばにはセラペウム遺跡がありますが、近年発掘が進んで柱の地下部分も見学することができるようになっています。未だに解明がされていない遺跡ですが、通路にある謎のつぼみやパピルス文書の保管場所、聖なる鳥や動物の奉納場所など、想像を膨らませながら観光することができるのでおすすめです。
新アレキサンドリア図書館
かつてエジプトには、世界最高と呼ばれる学者達が集まり、あらゆる思想や学問の原点となったと世界最古で最大と呼ばれていた図書館がありました。5世紀に消えてしまったと呼ばれる謎の多い図書館でしたが、その図書館をもとに2001年にオープンしたのが、新アレキサンドリア図書館です。
巨大な建物の内部にはプラネタリウムや考古学博物館まで入っていて、本好きだけではなく天文学や歴史が好きな方も頻繁に足を運んでいます。市民だけでなく、観光客にも大人気の観光スポットとなっています。
エジプト・アレキサンドリアは、かの有名なクレオパトラが愛したとして名高い、地中海に面したとても美しい町です。数は少ないですがローマ帝国を感じられる遺跡が残っているのはもちろん、新アレキサンドリア図書館など観光客に人気のスポットがたくさんあるので、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。エジプトの壮大な歴史や文化、芸術などに振れることができるはずです。