人工物から巨木まで!埼玉県春日部のおすすめ観光スポット2選
地下神殿のような首都圏外郭放水路
防災地下神殿とも呼ばれている首都圏外郭放水路は、春日部市の地下にある6.3キロにも及ぶ世界最大級の放水路です。周囲の川が氾濫して洪水になったとき、水を流して被害を軽くするために作られました。
地上から約50メートル下の地点には、59本もの巨大なコンクリート柱が林立している広い空間があります。
内部は真夏でも16度くらいの気温。まるで神殿のような荘厳な雰囲気すら感じられ、テレビ番組や映画などのロケ地としても良く利用されています。
予約制の見学会があり、小学生以上なら参加することができます。見学できるコースは3種類あり、深さ70メートルの立坑見学のコースと首都圏外郭放水路のポンプをメインに見学するコース、そして地下神殿をメインに見学する短めのコースが選べます。気軽に参加したい場合には、地下神殿コースが良いでしょう。
日本最大の藤・牛島の藤
牛島の藤は、日本最大の大きさを誇る藤の巨木です。春日部市の藤花園にあり、国の特別天然記念保存木に指定されています。新日本名木百選の1つでもあります。その樹齢は1200年以上であると言われていて、藤棚は東西34メートル、南北14メートルもの大きさです。
藤の木の幹は、根元から数本に分かれているのが特徴です。伸びた先にあるつるは700平方メートルもの藤棚を覆うまでになっています。
毎年4月下旬から5月上旬ごろが見ごろとなり、多くの人が訪れています。
現在の藤花園がある場所は、かつてはお寺の境内でした。しかしお寺は明治7年には廃寺となり、いまでは住宅街の一角にある庭園となっています。庭園となった藤花園の敷地は2ヘクタールあり、藤以外にはアヤメやツツジ・樹齢500年以上の老松なども見どころの1つです。
埼玉県の春日部市のおすすめ観光スポットについてご紹介しました。
関東平野のほぼ中央にある春日部市は、東京都心から35キロ圏にあり、休日に気軽に訪れやすい場所です。
人工的な地下トンネルから樹齢1000年以上の藤の木まで、他の地域ではなかなか見ることのできない、観光スポットを訪れてみてはいかがでしょうか。