三重県伊賀市の観光スポット3選を紹介します

関西
三重県の中でも伊賀市は内陸部に位置し、伊勢市や津市、四日市市や桑名市などの東海圏の地域とは少し異なり、どちらかといえば文化や言葉も関西圏です。とはいえ近畿地方に入っているわけでもない地域なのですが、そんな伊賀市は自然が豊かで緑が多く知る人ぞ知る観光地となっています。
そこで、伊賀市にはどのような観光スポットがあるのか紹介してみます。

伊賀市ののどかな田畑と地酒と電車

伊賀市は山に囲まれた盆地ですが、比較的広い盆地なので割と平坦な道が多い地形です。水と空気がきれいなことと盆地の気候を生かして、農業が盛んで田畑がたくさんあります。伊賀米といわれるブランドの米や地酒も有名で、2016年の5月に行われた伊勢志摩サミットで乾杯酒として出された「半蔵」の生まれた「太田酒造」をはじめ「中井仁平酒造」、「森喜酒造所」など地酒を造る酒造があります。
田んぼや畑がたくさんあるのどかな風景の中に、たった2両の可愛い電車が走っています。第三セクターが運営する鉄道で、近鉄伊賀神戸駅から忍者市駅までの11駅と、忍者市駅からJR伊賀上野駅までの3駅を走っていて、電車の車体は忍者や手裏剣などの絵が施されています。
その電車が田畑の中をゆっくりと走り、さらにのどかさを増すのです。

山の上に可愛くそびえる白亜の城「上野城」

上野城は藤堂高虎によって築城され、天守閣は昭和10年に建てられましたが内堀と石垣はそのまま残った状態で、石垣は大阪城と同じで日本一の高さを誇ります。北部の標高184mほどの小高い山の上に建てられていて、服部川や久米川、木津川が近辺に流れお城を守るには程よい地形となっています。
上野城の天守閣に入ることができ、天守閣内では豊臣秀吉から藤堂高虎へ、そして藤堂玄蕃良重に与えられたとされる兜などの三重県指定文化財を見ることができます。春は桜の花が咲き誇り花見スポットとしても有名です。夜になるとお城がライトアップされ、周辺からもすぐに見つけることができます。
上野城公園内には忍者屋敷があり、からくりの家を紹介するイベントも行われます。

赤目四十八滝でマイナスイオンを供給

名張市にある赤目四十八滝は、約4kmにわたって遊歩道がありいくつもの滝を見ることができます。特に不動滝と千手、布曳と荷担それに琵琶滝は赤目五瀑といわれ見ごたえのある滝です。滝の音と澄んだ空気、そして四季折々の自然の中で思いっきりマイナスイオンを吸い込んでリラックスすることができます。
周辺にはキャンプ場やフィールドアスレチックの「忍者の森」温泉などがあり、特別天然記念物のオオサンショウウオを飼育している「日本サンショウウオセンター」もあり、真っ黒い大きな生き物を見ることができます。

伊賀市は三重県でも東部にあり、関西圏に属する地域です。周囲は山に囲まれていますが、田畑がたくさんある農地でのどかなところです。そこにさらにのどかさを感じられる電車が走っていて、田舎の風景が好きな人は伊賀の地に降り立つだけでもリラックスできます。観光スポットとして一番のおすすめは白亜の城「上野城」です。日本一高い堀の上から上野の街を見渡してみることも勧められます。

関連記事一覧