滋賀県大津市の王道おすすめ観光スポット3選

関西
滋賀県大津市は、日本一の大きさを誇る琵琶湖を擁する関西でも有数の観光地として知られています。また、初詣の映像でおなじみの比叡山延暦寺や紫式部が源氏物語を書いたと言われている石山寺など、国宝や重要文化財などが数多く残る歴史の街でもあります。ここでは、大津市に観光に行ったら欠かすことができない王道の観光地を3ヵ所に絞ってご紹介します。

魅力溢れる日本最大の湖「琵琶湖」

滋賀県の面製のおよそ6分の1を占める琵琶湖は、古くは水の海という意味を持つ「淡海」と呼ばれていました。沿岸は大変広域で、湖水浴を始めとしてカヌーやパラグライダーなどのアクティビティを楽しむ観光客で賑わいます。更に、水上アスレチックを楽しめるウォーターパークもあり、子どもから大人まで幅広い層から支持を得ています。また、大津港の沖合いに位置する「花噴水」は、世界最大級の長さを誇る噴水でその高さは最大40mもあります。放水される水量や角度によってさまざまな形に変化して昼は涼しさあふれる風景、夜はライトアップされて色とりどりの幻想的な風景を作り出しています。

日本仏教の母山「比叡山延暦寺」

滋賀と京都の県境にある標高848mの比叡山全域を境内とする延暦寺は、平安時代の初期に最澄が開いた天台宗の総本山で日本仏教の母山と呼ばれています。約1200年の歴史があり、1994年には世界文化遺産にも登録されるなど世界的にも評価されている寺院です。最近ではパワースポットとしても人気で、大黒天信仰の発祥地でもある大黒堂は出世大黒天の別名を持ち商売繁盛から五穀豊穣などさまざまなご利益を期待できるため全国から多くの参拝者が訪れます。車の利用が便利ですが、叡山ケーブルや叡山ロープウェイなどでのアクセスも人気です。

明治の息遣いを感じる「琵琶湖疏水」

琵琶湖疏水は、文化庁が「日本遺産」に認定する産業遺産です。大津市観音寺から京都市伏見区堀詰町までの全長約20kmの「第1疏水」、全線トンネルで第1疏水の北側を並行する全長約7.4kmの「第2疏水」、京都市左京区の蹴上付近から分岐し北白川に至る全長約3.3kmの「疏水分線」から構成されており、今も現役で活躍しています。現在はこの水路を間近で見学できる観光船が運行しており、琵琶湖疏水の意義や明治の先人たちの偉業を思い返しながらノスタルジックな雰囲気が味わえると人気を呼んでいます。

大津は琵琶湖ばかりが注目されがちですが、それ以外にも歴史あるや観光スポットも多く魅力いっぱいのエリアです。大津までのアクセスもJR京都駅乗り換えで約10分となっているため旅の計画が立てやすいのも魅力です。関西方面への旅行を計画するなら是非大津もコースに加えて、自然に囲まれた美しい風景と歴史を堪能してみてはいかがでしょうか。

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