中部地方長野県小布施の観光スポット2選を知ろう

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中部地方の一つ長野県にある小布施は、年々人気が高まってきている観光スポットと言えるでしょう。なんと現在年間120万人もの観光客が訪れるとも言われているほど魅力のある街です。レトロなロマンスカーに乗ることもでき、これも一つの楽しみと言えるでしょう。観光名所や歴史的建造物など小布施の魅力についてご紹介致します。

長野県小布施を代表する葛飾北斎の北斎館

長野県小布施で是非とも立ち寄りたいところは、北斎館と言えます。2015年春にリニューアルがなされ、それまでと比べると大きくスケールアップしました。ゆったりとした空間の中で魅力のある作品を鑑賞することができるでしょう。
葛飾北斎の作品はもちろんですが、様々な角度から日本絵画が紹介される企画展などが開催されています。北斎の作品はなんと約3万点にものぼると言われ、これらは70年間の画家活動の中で培われたものです。版画をはじめとし、浮世絵や肉筆画など、様々な作風の作品を拝むことができます。生涯でなんと30回も改名をしたと言われ、その名前や作風、年齢なども気に留めながら鑑賞してみると、また違った楽しみ方ができるでしょう。その中でも目の前で見ることができる天井画は北斎館最大の展示物とも言われていて、これは天保14年に北斎により描かれたものです。タブレットも新設されていて、細部まで拡大して見ることができます。

小林一茶ゆかりの古寺、岩松院

そして観光スポットの二つ目に挙げられるものが、小布施で540年以上の歴史を持つ岩松院です。戦国武将の一人福島正則や、俳人の小林一茶と深い縁がある寺です。何よりも有名なもの、そして代表作として知られているものが、葛飾北斎が描いた本堂にある天井図です。この天井図は八方睨み鳳凰図とも呼ばれているもので、本堂のどの位置から見ても鳳凰の眼がこちらを睨んでいるように見えることから、この名前がついています。その大きさは6.3メートル×5.5メートルで、これを12枚に分割してかかれ天井に貼り付けられました。現在のお金に換算すると、絵具代と貼り付けた金箔代に6000万円がかかっているということです。美術館でガラス越しに見る作品とは異なり、直に見上げることでこの鳳凰図の壮大さや迫力を垣間見ることができるでしょう。

長野県小布施市では散策をすることにより、葛飾北斎との深い関係性が分かってくることでしょう。小布施では見事な作品を直に見ることができる施設がたくさんあるので、是非ともその迫力を生で感じたいところです。その他にも美味しいものや自然を満喫できる観光スポットなどもあるので、是非とも小布施観光を楽しみましょう。

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