佐賀県伊万里に行くなら!外せないスポット3選
大川内鍋島窯跡は必見
1660年代に将軍への献上品や大名への贈答品などを作るために開設された、佐賀鍋島藩の御用窯跡です。佐賀鍋島藩門外不出の伝統技術を受け継ぎ、「秘窯の里(ひようのさと)」と呼ばれ、国の史跡にも指定されています。駅から少し離れた山に囲まれた静かな場所で、昔ながらの風情が今も残っています。絵付けの様子を見学したり、ゆったりとした時間を楽しみながら、散策するのにぴったりです。春と秋の陶器まつりでは、石畳の坂道の両側にある焼物を売るお店に掘り出し物が並びます。
伊万里鍋島焼会館で下調べ
大川内山の入り口にあり、窯元23軒の作品が展示販売されています。併設のカフェでは、50種類以上もある伊万里焼の器から好きな器を選んで飲むことができます。せっかく伊万里に来たので器を買って帰りたいけれど、どの窯元に行けば良いかわからないと悩んでいるのなら、まずここに立ち寄って、展示販売品から好みの窯元を見つけるのが良いかもしれません。ゆっくり観光する時間がない場合でも、ここにくれば伊万里焼きを堪能できます。会館の入り口にある伊万里焼で作られた大川内山の案内図は必見です。
トラピスチヌ修道院で非日常を体験
カトリックシトー会伊万里の聖母トラピスチヌ修道院は、松浦道路が一望できる自然豊かな山奥の静かな場所にある女子修道院です。現在も厳格な戒律のもと自給自足の生活を送っておられるので、男子禁制ですが、敷地内には男性が見学できるエリアもあります。事前に申込みをすれば、礼拝堂を拝見できるかもしれません。売店で販売されているシスターお手製のクッキーなどの焼き菓子が大変な人気で、焼き菓子目当てに来る人もいるほどです。質素で美しく厳かな雰囲気があり、心が安らぐ場所です。
伊万里は、九州でも上位にランクインする人気の観光スポットです。街を巡れば、至るところで美しい焼物に出会えます。窯跡に足を運び、焼物の歴史に思いをはせてみるのも楽しいものです。もし好みの窯元が見つかれば、実際に器を買ってみてはいかがでしょう。自宅に戻った後も器を見るたびに楽しかった旅の思い出が蘇ることでしょう。