東京都心で海を感じられる品川の観光スポット2選

関東
品川は東京都区部の南部に位置するエリアで、複数の幹線道路や鉄道路線が乗り入れる交通の要衝として繁栄していますが、個性的な観光スポットにも恵まれています。いつもは通勤・通学時の乗り継ぎに利用するだけ、という人でも、駅を降りて街をめぐってみればちょっとした旅の楽しみにめぐりあうことができます。もちろん、遠くから訪れる人の心も満足させてくれます。

ショーも楽しめるしながわ水族館

しながわ水族館は品川区の臨海部に位置する水族館で、1991年にオープンした時は都心にありながら本格的な展示設備を持つ大型施設として話題になったばかりでなく、事業主体が品川区という「区営水族館」であることが注目を集めました。
地上1階・地下2階建ての建物の中には約450種1万点の生物が展示されていて、その中には希少種もいればすぐ目の前に広がる東京湾に棲む魚たちを集めた水槽もあるなど、内容はバラエティに富んでいます。見せ方にもさまざまな工夫がほどこされていて、特に天井と両側の壁がそのまま水槽になっていることで海の中を歩いているような気分になれる「トンネル水槽」は人気があります。
その他、アシカやイルカたちが自慢の芸を披露するショータイムなどがあり、またレストランや売店なども併設されているので、1日中いても飽きることがありません。

天王洲アイルは最先端の街歩きスポット

品川は東海道の宿場町として古くから「街歩き」の魅力に富んでいましたが、その最先端に位置するエリアが天王洲アイルです。総面積が約22ヘクタールという広大な敷地内に、ショッピングやグルメを楽しめるさまざまなスポットが点在しています。
天王洲アイルは東京湾に面した埋め立て地の再開発によって生まれた新しい街で、インテリジェントな機能を持つ超高層のオフィスビルが林立するビジネスタウンとして発展しています。その一方で、ホテルやレストラン、複合商業施設なども軒を並べており、関東を中心に多くの人が年間を通して訪れます。
エリア内にはオーシャンビューを楽しめる公園が随所に整備されていて、水辺に沿ったボードウォークもあります。また、野外彫刻をはじめとするアート作品も街のそこかしこに見られます。食事や買い物の後、のんびりと街を散策するのに適しています。

品川は抜群の交通アクセスを誇ることもあって絶えず大規模再開発が行われてきたため、現在は広大なビル街となっています。その一方で、潮風を身近に感じることのできる海辺の街としての魅力も有しています。観光地という視点から見られる機会がそれほど多くない街ですが、訪れてみればさまざまな楽しみに出会うことができます。

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