豊かな自然と日本の伝統を誇る、岐阜県関市の観光スポット3選

中部
岐阜県は、東京と京都の中間部の中部地方に位置する県で、名古屋にも近い地域です。その周辺は山や川に囲まれ、緑豊かなことでも知られています。加えて南部に位置する関市は、関所があったことに由来して名付けられたと言われており、鎌倉時代より続く日本刀の産地としても有名です。
そんな関市ならでは美しい観光スポットを紹介していきます。

絵画のように美しい景色、モネの池

関市板取に、有名な観光スポット『モネの池』があります。その名前の通り、クロード・モネの描いた『睡蓮』の絵画を思わせる透明感のある水と色とりどりの鯉が、見入ってしまうほどに美しい池です。
6月~8月の蓮の花が咲く季節が一番旬の季節だと言われ、夏の旅行には最適な場所です。水・植物・鯉が作り出す色合いは、時間帯や見る角度によっても変化が楽しめて、写真撮影が好きな人にもお気に入りスポットになることでしょう。
モネの池は、車で訪れる人は国道256号線の関市板取白谷より、バスで訪れる人は岐阜板取線のほらどキウイプラザから板取ふれあいバスに乗り、白谷あじさい園で下車後、徒歩150m(2~3分)でアクセスできます。

美しい刃工技術を知る、関鍛冶伝承館

鎌倉時代から現代まで700年もの歴史を紡ぐ、関市の日本刀作りの技術。その素晴らしさを知り、実感できるのが『関鍛冶伝承館』で、長良川鉄道越美南線の刃物会館前駅から徒歩3分程度で到着できる施設です。
日本刀や刃物製品の展示はもちろん、職人の日本刀製造の過程が人形で再現されていたり、映像で見られたりと、普段は知る機会のない伝統技術に心ゆくまで触れられる場所です。特別なイベントの日には、日本刀鍛錬や技能師の実演もあり、特に刃工に興味のない人でも、その奥深い魅力を身近に感じることができます。

豊かな自然の中をお散歩、岐阜百年公園

自然の中を散歩したい時にお勧めなのが、小屋名のバス停から徒歩10分程度の『岐阜百年公園』です。県設置百年の記念に建設された公園で、100ha(ナゴヤドーム20個分)もの広い園内で、多くの動植物を目にすることができます。中でも園内の菖蒲園には、80種・1万株の菖蒲が植えられ、花の名所として有名です。見頃の6月~7月にかけて、菖蒲祭りの開催もあります。
また、秋の紅葉の美しさは、飛騨・美濃紅葉33選にも選ばれるほどで、子供を公園で遊ばせながらも家族全員で楽しめる観光スポットとしても人気があります。

日本の様々な県からアクセスしやすい中部の中でも、岐阜県関市エリアに絞った観光スポットを紹介しました。海辺とは一味違う池の観光名所、なかなか知ることのできない伝統の刃工に触れられる施設など、他県には見られない観光スポットも多くあります。
自然の多い場所だからこそ楽しめる四季の変化を感じに「今年は夏、来年は秋」などと、時期をずらして何度も訪れてみるのもお勧めです。

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