北海道十勝に出かけたら必ず寄りたいおすすめ観光スポット2選

北海道・東北
住みたい県のランキングで毎回必ず上位に選出される北海道。実際に引っ越すのは難しくても、旅行なら気軽に行くことができますね。広い道内の中でも帯広を中心とした十勝平野は北海道を代表する景観が広がるエリアとして人気です。グルメも豊富で「日本の食料基地」の異名を持つ十勝、ここでは必ず寄りたいおすすめ観光スポットを2つご紹介します。

道内で一番高所にある湖「然別湖」

北海道には摩周湖や支笏湖などたくさんの湖がありますが、標高810メートルと道内で最も高い標高に位置しているのが然別湖です。周囲を原生林に囲まれており、手つかずの自然が多く残る神秘の湖として人気です。然別湖で人気のアクティビティは観光遊覧船で、モーニングクルーズとナイトクルーズの2種類が楽しめることや、団体の場合は貸切クルーズにも対応しています。カヌーの貸し出しもあり、湖の底を眺められることはもちろん、泳いでいる魚まではっきり見ることができます。冬季は「しかりべつ湖コタン」と呼ばれるイベントがあり、さまざまなイグルーや氷上露天風呂、建物からグラスまで全て氷で作られたアイスバーなどが湖の上に作られ多くの観光客で賑わいます。周囲には日帰り入浴施設やレストランなども豊富で、1年を通して遊ぶことができるのが然別湖の魅力です。

十勝ならではの温泉「十勝川温泉」

帯広市を流れる十勝川沿いに温泉街を形成しているのが十勝川温泉です。活火山である大雪山系の山々があるため道内には温泉がたくさんありますが、十勝川温泉は日本でも珍しい「植物性モール温泉」として人気です。かつて十勝平野周辺には湿原が数多く存在していましたが、その湿原の泥炭や周囲の葦などの植物が隆起した土地の中に埋まり長い年月をかけて亜炭層となり、その層を通って湧きだした温泉がモール温泉です。植物性の有機物を多く含んだ温泉は濃い茶色と独特の香りが特徴で、貴重な温泉資源として平成16年には北海道遺産に選定されました。神経痛や筋肉痛、関節炎などの他、疲労回復や健康増進などに効果がある温泉で、十数件の温泉ホテルがありますが日帰り入浴も可能なので宿泊しなくてもモール温泉を堪能することができます。

広い大地と大空を堪能したいなら、十勝地方への観光がおすすめです。四季折々の自然を感じることができる上、冬の間でも日高山脈の影響から晴天の日々が多く「とかち晴れ」と言われるほど晴天率が高いため観光するには最適のエリアです。是非一度十勝に来て、温泉からグルメまでその魅力を存分に味わってみてはいかがでしょうか。

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