京都の伏見で人気観光スポットおすすめの2選

日本
近年、京都の伏見が外国人観光客から熱い視線を浴びています。独自の日本文化と名物を堪能できる場所として人気なのです。戦国や幕末など、歴史の中で何度も登場してくる伏見ですが、戦乱に巻き込まれた荒々しいイメージからは想像できない優雅で静かな場所。外国だけでなく、自国文化を堪能したい日本人にもおすすめの、伏見の人気スポット2選をご紹介します。

赤い鳥居が神秘的な「伏見稲荷大社」

外国人観光客の方々に圧倒的に人気がある観光スポットが、伏見稲荷大社です。全国に数多くある「お稲荷さん」の総本宮になります。創建は奈良時代で、1300年以上の歴史を持っています。五穀豊穣、家内安全、何でもお願いできる身近な庶民の神様という印象があります。ここで何といっても有名なのが千本鳥居です。高さ2メートルほどの真っ赤な鳥居が、びっしりと立ち並ぶ様は他に類を見ない異形ともいえる景観です。境内から奥の稲荷山に向かってずらりと並ぶその数は、実は千本ないとか千本超えているとか様々な説がありますが、実は千本というのは実質的な数ではなく、「たくさん」ということを表す言葉なのだそうです。また、稲荷神社といえば神様のお使いさんであるキツネの存在。そのキツネが所々に鎮座している姿も、外国人観光客から見ればとても神秘的に映るのかもしれません。神社近辺には、おみやげもの屋や食事処などもたくさんあり楽しめます。中でも名物「すずめの焼き鳥」はなかなか他では体験できないものとして話題です。

関西の女酒「伏見の日本酒」

京都伏見といえば、日本酒の酒どころとして知られています。もう一つな酒どころで兵庫の灘がありますが、「灘の男酒」と言われ、硬水で作られる辛口のお酒です。それに対して御香水で作られた、比較的まろやかな味の酒で「伏見の女酒」と呼ばれています。伏見には全国的にも名の知れた名だたる酒蔵が集まっていて、酒蔵見学や日本酒の利き酒などができるのが人気です。昨今日本酒人気は世界的にも注目されていて、外国からも日本酒体験に訪れる人が多くなっています。お酒が苦手な方でも、お酒を使ったスイーツなどあるので安心です。酒蔵のロゴ入りの器や、お酒と良く合うおつまみなどもそろっているのでおみやげには事欠きません。また伏見には、あの「坂本龍馬」の定宿「寺田屋」が今でものこされていて、こちらも歴史好きには人気のスポットになっています。

日本の歴史と神秘を体験できると共に、おいしい日本の名物も堪能できる、今や世界からの注目のエリアです。日本の良さを改めて知っておきたい私たち日本人もぜひ訪れたい所です。歴史や文化を知るきっかけは意外と身近なところにあるものです。旅をきっかけに新しい知識や意外な好物、新たな発見をすることがあるかもしれません。

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